子どもの今までとこれからの健やかな成長を祈願するお祝い事の一つである七五三は10月から12月にかけて多く行われます。
一般的に神社に参拝する人が多いですが、予定した日が仏滅だった・・なんてこともありますよね。
七五三は大安以外でもいいのでしょうか。
七五三は日本独自の伝統文化のため、中国由来の「六曜」と関係はしていないので、大安以外に行っても問題ありません。
ただし家族や来てくれる親戚に日柄を気にする人がいる場合は、配慮が必要かもしれませんね。
六曜とは
そもそも現在でも気にされる「六曜」とは、一体何なのでしょうか。
今の若い世代は、年配の方ほど気にしてはいないかもしれませんが、時に”常識”として扱われ、結婚式などのお祝い事は大安を選ぶ方も多いですよね。
六曜は古代中国で誕生し、鎌倉時代に日本に伝わったとされています。
昔の人々は縁起を担ぐことが好きだったため、江戸時代には一般庶民の間にも広く広まったとされています。
六曜には
先勝:やるべきことは午前中(14時)に済ませたほうがいい日
友引:よくも悪くも友を導く日
先負:やるべきことは午後に済ませたほうがいい日
仏滅:何をしても結果を望めない厄日
大安:万事において運勢を期待できる日
赤口:祝い事は避けた方がいい日
があります。
七五三は大安以外でもいい?
七五三は本来11月15日に、神社やお寺に参拝し、祈祷してもらう祝い行事ですが、今では日柄や混雑を考慮し、10月から12月にかけて多くの人が参拝します。
その中で、大安の日は最も人気で混雑する日でもあります。
大安は七五三だけでなく結婚式などのお祝い事に最も適していると言われています。
ただし、六曜は中国由来のものなので、日本由来の伝統行事である七五三とは直接関係がないため、大安以外の日におこなっても特に問題がないということになります。
ただし、特にパパママの親や祖父母世代は六曜を気にする傾向にあります。
全員が晴れやかな気持ちでお祝いをしてもらうために、日柄を配慮するといいでしょう。
大安以外の日で適する日柄は?
前述したとおり、大安以外の日でも問題はありませんが、可愛いわが子のお祝いでもあり、親戚もお祝いに来てくれる可能性があるからこそ、万事うまくいく大安でなくてもなるべく良い日柄を選びたいものですよね。
家族で都合のつく日に大安がない場合もあります。
では大安以外で適している日柄はあるのでしょうか。
・友引 大安の次にお祝いごとに適している日です。
・先勝 六曜での午前中は14時までを指します。そのため14時までに神社に参拝し、祈祷などを済ませましょう。
七五三を避けた方がいい日柄は?
七五三と六曜は関係ないとわかっていても、なるべく縁起の悪い日は避けたいですよね。
では避けたほうがいい日柄はあるのでしょうか。
・仏滅
仏滅は一般的にお祝い事はやらないほうがいいと言われている日です。日程等の都合でパパやママは仕方ないと諦めがついても、祖父母の中には反対する方もいるかもしれませんね。
・赤口
仏滅の次に祝い事に不向きとされている日です。
・先負
儀式や行事を行うにはよくないとされているため、七五三は避けた方がいいかもしれません。
七五三は大安以外もOK?【まとめ】
いかがでしたか。
大安だけでなく、友引や先勝も七五三に適しているようですね。
しかし日程を合わせるには限りがありそうなので事前に日程を確認しましょう。
10月から12月は、蒸し暑い時期も終わり紅葉が色づき始めるような比較的参拝しやすい時期でもあります。
かわいいわが子の晴れ姿を目に焼き付けてくださいね。