ご機嫌でいた赤ちゃんが、パパが抱っこした途端に泣き出したという経験はありませんか?
筆者も、子供が新生児の時にパパ抱っこで泣く現象があり、パパは「どうせ俺が抱っこしても泣くから」と抱っこしてくれなくなり、それでケンカすることが度々ありました。
赤ちゃんに泣かれるとパパはショックですが、だからといって赤ちゃんのお世話をママに任せっきりになると、ママの負担は増えて大変ですよね。
何故赤ちゃんは、パパが抱っこすると泣き出すのでしょうか?
赤ちゃんがパパ抱っこで泣く現象は、新生児期とそれ以降でも見られますが、原因は異なります。
この記事では、赤ちゃんがパパ抱っこで泣く原因と対策について解説致します。
新生児がパパ抱っこで泣く原因は?
新生児がパパ抱っこで泣く原因は、以下の通りです。
パパが抱き慣れていない
1人目だと、赤ちゃんを初めて抱っこするというパパも多いと思います。
なのでパパの抱き方が赤ちゃんにとって居心地のいいものではなく、泣いてしまう場合があります。
また、パパの緊張が赤ちゃんに伝わって泣いているのかもしれません。
ママと匂いが違う
新生児期は、まだよく目が見えていませんが、嗅覚は敏感です。
赤ちゃんにとって、産まれたときからずっと側にいるママの匂いは、一番安心できるものですが、それがパパの匂いに変わることで、赤ちゃんは不安に感じて泣くのかもしれません。
声が違う
匂いと同様、赤ちゃんにとってはママの声が一番安心できるものです。
お腹の中にいた時からずっと聞き続けているので、当然ですよね。
パパが抱っこして声をかけた瞬間に泣き出す場合は、ママと声が違うからかもしれません。
新生児がパパ抱っこで泣く場合の対策は?
まずは赤ちゃんに、パパ抱っこを慣れてもらうことです。
いくら泣いても諦めず、抱っこしてあげてください。
そうすることでパパも赤ちゃんを抱っこすることに慣れ、赤ちゃんにとって居心地のいい抱き方が分かってきますし、赤ちゃんもパパに抱っこされることに慣れていきます。
しかし泣いているのに、無理やりパパが抱っこし続けるのは逆効果です。
赤ちゃんが余計にパパを嫌がる可能性がありますし、パパもイライラしてしまいます。
筆者はある日、パパに赤ちゃんを見てもらってお風呂に入ったとき、赤ちゃんが泣きだしたのが聞こえましたが、パパがいるから大丈夫と思ってすぐには出ませんでした。
ですがその間赤ちゃんはずっと泣き続け、イライラしたパパが赤ちゃんを強めに揺らしていたのを見てヒヤッとしました。
パパはそんなに強く揺らしているつもりはなかったそうですが、イライラしたせいでつい
力が入ってしまったようです。
パパ抱っこで泣き出し、しばらくしても泣き止まない場合は、ママにバトンタッチしましょう。
そして、ママの側で赤ちゃんに優しく声をかけたり、手や足を握ってスキンシップを取ったりしてください。
まだ赤ちゃんがお腹の中にいるときから、積極的に赤ちゃんに話しかけて、パパの声を覚えてもらうのも効果的です。
新生児期を過ぎてもパパ抱っこで泣く!?原因と対策は?
新生児期は大丈夫だったのに、ある程度月齢が上がってから、パパ抱っこで泣き出す赤ちゃんも少なくありません。
これは「パパ見知り」と言って、記憶力が育ってくる5~8か月の赤ちゃんによく見られます。
パパ見知りは、パパと赤ちゃんの関りが不足しているのが原因と言われています。
ママにお世話を任せっきりだったり、仕事が忙しくて家にいる時間が少なかったりすると、赤ちゃんにとってパパは、安心できる存在ではなくなってしまうのです。
パパ見知りの対策は、まずパパが赤ちゃんと接する機会を増やすことです。
仕事が忙しい場合はなかなか難しいかもしれませんが、家にいるときはなるべく赤ちゃんに話しかけたり、スキンシップを取ったりしてください。
泣いて嫌がる場合は、ママが赤ちゃんを抱っこして安心している状態で、赤ちゃんに接するようにしましょう。
新生児がパパ抱っこで泣く原因【まとめ】
赤ちゃんがパパ抱っこで泣く現象は、新生児期とそれ以降で原因が異なりますが、大切なのは諦めないことです。
赤ちゃんはパパのことが嫌いで泣いている訳ではないので、根気強く赤ちゃんに接してください。
また、ママがパパの気分を上げるのも手だと思います。
赤ちゃんが機嫌よくしているときがあれば、「やっぱりパパのことが大好きなんだね~」等とおだてれば、パパも気分よく赤ちゃんのお世話をしてくれるかもしれません。
赤ちゃんがパパ抱っこで泣く現象は、パパにとってもママにとっても大変ですが、早く赤ちゃんにパパのことを慣れてもらうよう、2人で協力し合って乗り越えてください。