授乳をしてもオムツを替えても、いくらあやしても赤ちゃんが泣き止まない。
そんな経験をしているママはたくさんいらっしゃると思います。
特に新生児期~生後2か月は泣きのピークと言われていて、この時期は泣いている理由がわからないことも少なくありません。
赤ちゃんのギャン泣きが続くと、ママは責められたような気分になったり、イライラしたりして、「赤ちゃんを放置したい」と考えてしまうこともあるかもしれません。
この記事では、新生児のギャン泣きが続くときの対策や、放置していいかどうかを解説致します。
新生児のギャン泣きの対策は?
赤ちゃんがギャン泣きを始めたら、以下の順番で対処してください。
何か要求があって泣いていないか確認する
新生児が泣く理由の多くは、お腹が空いている、オムツが濡れて気持ち悪い、暑い寒いなど不快な状況が続いている等、ママに要求があって泣いています。
赤ちゃんが泣いたときは、まずオムツ替えと授乳、暑がっていないか寒がっていないかを確認してください。
赤ちゃんが汗をかいていたら、暑がっているサインで、背中を触って冷たくなっていたら、寒がっているサインです。
部屋の設定温度を見直すだけでなく、赤ちゃんの服や布団も確認して、赤ちゃんが快適に過ごせる環境に整えてください。
抱っこしてあやす
次に、赤ちゃんは何か不安で泣いているのかもしれません。
抱っこしてやさしく揺らしたり、背中をトントンしたりしてください。
たいていの場合、赤ちゃんは落ち着いて寝てくれます。
道具を使ってあやす
それでも泣き止まない場合は、道具に頼りましょう。
赤ちゃんが泣き止む方法は、赤ちゃんが泣き止む音や曲をかける、おくるみに包む、おしゃぶりを吸わせる、車に乗ってドライブする、等が挙げられます。
赤ちゃんが泣き止む音で有名なのが、ビニール袋をガサガサさせる音や、ドライヤーの音です。
これはどちらも胎内音に似ている為、新生児にとっては落ち着く音だそうです。
筆者の場合、1人目はビニール袋やドライヤーの音でよく泣き止んでしましたが、2人目にはほとんど効果がありませんでした。
2人目はおしゃぶりを吸わすと泣き止むことが多かったです。
このように、赤ちゃんが泣き止む方法は個人差があります。
色々試してみて、赤ちゃんが泣き止む方法を見つけてみてください。
新生児のキャン泣きを放置するのはNGなの?
上記のことを試しても、なかなか泣き止まないこともあります。
そうなるとママは疲れ果てて、イライラが募ってしまいますよね?
その場合、赤ちゃんを一時的に放置するのはNGではありません。
泣いている赤ちゃんを放置することに罪悪感を覚えるかもしれませんが、無理に泣き止まそうとしたり、イライラしたりして赤ちゃんを激しく揺さぶってしまう方が、赤ちゃんにとっては危険です。
赤ちゃんは首の筋肉が未発達なため、激しく揺さぶられると脳が損傷し、重大な障害を負ったり、場合によっては命を落としたりしてしまうからです。
そうなる前に、赤ちゃんから少し離れて心を落ち着けましょう。
深呼吸をして、飲みものを飲んだり甘いものを食べたりするだけで、だいぶ気分が変わります。
筆者の場合、よく出産直後の赤ちゃんの写真を見ていました。
そうすると、出産時の感動を思い出して、また赤ちゃんに対して優しい気持ちになれました。
新生児がギャン泣きするのを放置する場合の注意点
新生児は、自分の顔にかかった物を自分で取ることはできない為、思わぬ形で窒息してしまう可能性があります。
赤ちゃんを放置する場合、赤ちゃんの近くに物がない安全な場所に寝かせてください。
また、長時間の放置は厳禁です。
もし赤ちゃんに何か異常があった場合、気づくのが遅れる可能性があるからです。
10分~15分経ったら戻って、赤ちゃんの様子を見るようにしてください。
新生児のギャン泣き放置はNG?【まとめ】
赤ちゃんを放置することはNGではありませんが、決してそれがいい方法という訳ではありません。
赤ちゃんを放置することは、上記の①~③のことをやって、それでも泣き止まずに精神的にも体力的にも追い込まれた場合の最終手段だと思ってください。
新生児期は何をやっても泣き止まず、ママはヘトヘトになることも多いと思います。
限界が来る前に、周囲の人に頼るのも手です。
パパや周囲の人に頼れるところは頼って、この大変な時期を乗り越えてください。