パスタ、ピザ、グラタン、パン、ケーキ等、様々な料理に登場するチーズ
とろりと溶かしても、カリカリに焼いても、そのまま食べても美味しいですよね。
近年また注目が集まり、チーズを使ったメニューが楽しめる飲食店も増えたような気がします
カルシウムも豊富なイメージがあり、離乳食でも食べさせたいけれど、よく耳にするプロセスチーズとはどんなものなのか、量はどれくらいが適切なのか、市販のものを選ぶときのポイントは何か、冷凍できるのか、そのまま食べさせてよいのか、いつから食べさせてよいのか等疑問はたくさん
その疑問にお答えします!
プロセスチーズってなに?選ぶときのポイントは?
チーズにはたくさん種類があります
イタリア料理店等では、盛り合わせが出されていることもありますよね
スーパーでもたくさんのチーズが市販されています
私はクリームチーズがとても好きで、パンやクラッカーに塗ってよく食べています
では、よく耳にするプロセスチーズとはそもそもどんなものでしょうか
チーズは大きく分けて二種類あり、生乳を乳酸菌で発酵させたものを「ナチュラルチーズ」といい、ナチュラルチーズを加熱し溶かして再び成形・固めたものを「プロセスチーズ」といいます
ナチュラルチーズは加熱していないものが多いです
具体的には、ナチュラルチーズはカッテージ、モッツァレラ、チェダー、クリーム等であり、プロセスチーズはベビーチーズ、スライスチーズ、ピザ用チーズ等です
市販のチーズを購入する際には商品の表示、「名称」の部分を確認してみてください
キャンディー型のチーズは、赤ちゃんが丸ごと口に入れて喉につかえてしまう可能性がありますので、四角や三角のベビーチーズやスティック状のチーズを選ぶ方が安心かと思います
もう一つ忘れてはならないのは、アレルギーについてです
チーズは乳製品ですから、乳アレルギーの赤ちゃんは食べられません
食べられないと言っても乳アレルギーが完治するまで食べられないのではなく、成長していくに従って、「このくらいの量なら食べてもよい」、「加熱すれば食べてもよい」、「牛乳以外の乳製品なら食べてもよい」等、徐々に食べられるようになります
ただ、これは医師の診断に基づくものであり、決して自己判断してはいけません
必ず指導を守り、進めるようにしてくださいね
離乳食でプロセスチーズは、 いつから食べられる?適切な量は?
チーズはいつから食べさせてよいのでしょう
実は、チーズの種類により食べさせてよい時期は異なります
判断の基準としては、脂肪分や塩分の量です
チーズは全体的に脂肪分や塩分の多い食品ですが、カッテージチーズはどちらも少ないですので、中期食から食べさせることができます
量の目安としては、小さじ1程度から始め、慣れてきたら20gまでとするとよいでしょう
おかゆやパン粥に混ぜたり、茹でて潰したかぼちゃやさつまいもと合わせてレンジで加熱したりすると食べやすくなります
プロセスチーズは完了期食以降から始めましょう
量の目安としては15~20g程度までとするとよいでしょう
赤ちゃん用に、塩分を少なくしたスティックチーズも市販されています
1本10g程度のものもありますので、チェックしてみてくださいね
プロセスチーズは、そのまま食べさせてよい?冷凍できる?
完了期食以降、チーズを食べさせる時はそのまま食べさせてよいのでしょうか
先程お話ししたように、プロセスチーズは一度加熱してありますのでそのまま食べさせてもよいでしょう
ナチュラルチーズも、そのまま食べさせてはいけないわけではありませんが、初めのうちは加熱してから食べさせるとより安心です
プ ロセスチーズをそのまま食べさせる時は、食べやすいようにスティック状や三角形になっているものを選び、キャンディー型のものは半分に切るなどして誤嚥を防ぎましょう
プロセスチーズは冷凍できないことはありませんが、個人的にはあまりおすすめしません
チーズ全般に言えることですが、冷凍するとボソボソと食感が悪くなってしまいますので、そのまま食べさせるには不向きかと思います
加熱して食べさせるなら自然解凍してから、あるいはそのまま鍋でしっかり加熱調理してくださいね
離乳食にプロセスチーズを使うときの注意点は?【まとめ】
チーズはたんぱく質もカルシウムも手軽に摂れて嬉しい食材です
食べすぎには充分注意してあげてくださいね
種類が豊富なので選択に迷ってしまいますが、そんな時は「食べさせやすい形状か」、「塩分量はどうか」を比較してみると選びやすくなります
日頃から市販の商品を選ぶ時に、パッケージの成分表を確認するよう意識しておくことをおすすめします