「黄色いフワフワの食べ物」といえば、卵焼き
お弁当でも定番のおかずで、大人も大好きな料理ですよね
離乳食でも食べさせたいけれど、いつからなら食べさせていいの? 中期食の頃、卵黄の固ゆでからスタートさせ、全卵の固ゆで卵に挑戦しますよね
それをクリアしたら卵焼きも少しずつ食べられるようになります
その際に注意点もありますので、順にご説明していきます
また、冷凍保存もできるのか、冷蔵しておいて後から食べても大丈夫?など気になることも併せてお伝えします
卵焼きのアレンジレシピもご紹介しますので、是非参考にしてみてください!
離乳食で卵焼きはいつから?卵焼きを食べてみよう
中期食から徐々に食べられる、とお話ししましたが、注意しなければならないことがあります
卵の進め方は、固ゆでの卵黄からスタートし1個分が食べられるようになったら全卵の固ゆでにステップアップする、というものです
中期食では全卵の固ゆでを1/3個まで進めるのが目安となっていますので、全卵の固ゆで1/3個が食べられるようになったことを確認してから卵焼きに挑戦しましょう
ここで注意しなければならないのが、「卵焼きの状態でも食べられるのは全卵1/3個分」ということです
そうは言っても、溶き卵を1/3とって卵焼きを作るのもなかなか至難の業ですので卵1個分で作って1/3まで食べさせるようにするとよいですね
後期食に移行すると全卵の固ゆで1/2個分、完了期食に移行すると全卵の固ゆで2/3個分が食べられるようになったのを確認して、卵焼きも相応の量を与えるようにしましょう
ついつい与えすぎないよう注意してくださいね
卵焼きは冷凍・冷蔵保存できる?
綺麗な黄色で食卓を彩る卵
卵焼きが食べられるようになるとメニューの幅も広がりますね
ストックしておけるならより便利!卵焼きを冷凍保存しておくことは可能です
ラップに包んで密閉袋に入れるか、製氷皿等を使って保存しましょう
しかし、「卵1個を使って卵焼きを作り、残りは冷蔵庫に入れておいて後日食べさせよう」これはNGです
これは卵焼きに限らず離乳食全般に言えることですが、冷蔵保存しておいたものは再加熱したとしても赤ちゃんは食べないようにしましょう
一度調理したもの、まして食べ残しは雑菌が繁殖しやすくなります
冷蔵保存は確かに雑菌の繁殖スピードは緩やかになりますが、赤ちゃんは抵抗力が弱いため食べないのが原則です
多く作った場合は手を付ける前に食べる分を取り分け、残りは冷凍保存します
冷凍保存も必ず一回分ずつに小分けし、食べきれなかった場合は再度冷凍することは避けましょう
おすすめ卵レシピ
シンプルな卵焼きももちろん美味しいですが、野菜などと組み合わせてもボリュームが出ておすすめです
レシピをご紹介する前に…
中期食で全卵の固ゆで1/3個分が食べられるようになり、卵焼きを!というのもよいですが、私個人としては、初めは味付けなしの炒り卵にして慣らしていくのがおすすめです
卵1個分を炒り卵にしてしっかり加熱し、4つ以上に小分けして冷凍しておけば、一回量の1/3個分を超えてしまうことも回避できますし、炒り卵なのでおかゆにかけたり野菜と和えたり、様々なメニューに取り入れることができます
それでは、卵を使ったおすすめレシピをご紹介します!
1.海苔入り卵焼き
香りも楽しい、ミネラル豊富な海苔を入れた卵焼きです
卵 1個
海苔 5㎝角一枚
かつおだし 大さじ1
サラダ油 小さじ1/2
<作り方>
卵を溶きかつおだしを加えて混ぜる
海苔を細かくちぎって卵液に混ぜる
フライパンにサラダ油を薄くぬりあたため、卵液を流し入れ伸ばし両端をたたんで丸める
2.野菜オムレツ
野菜をプラスして食べ応えアップ!
卵 1個
人参 20g
アスパラガス 20g
サラダ油 小さじ1/2
<作り方>
卵を溶き、すりおろした人参を加えてまぜる
アスパラガスは根から1/3ほど皮をむき、軟らかく茹でて細かく刻む
フライパンにサラダ油を薄くぬりあたため、卵液を流し入れ半熟になったらアスパラガスをのせて包み、しっかり加熱する
とてもアレンジの利く卵焼きとオムレツのレシピをご紹介しました
➀は海苔をひじきや青海苔、粉チーズなどに、⓶はアスパラガスをほうれん草など葉物に変えても美味しいです
双方の卵液にヨーグルトを少し(小さじ1程度)加えるとふっくら焼けます
中期食の段階でサラダ油を使用するのは…という場合は、材料を全て混ぜ、ふんわりラップをかけて600wで1分30秒程加熱するという方法もあります
作りやすいよう、卵1個で記載していますが、食べさせる量にはご注意を!
離乳食で卵焼きを食べていいのはいつから?【まとめ】
使い方次第では主菜にも副菜にも登場する、万能便利な卵
食形態の進み具合に合わせて量を守り、しっかり加熱されていることを確認して、いろいろなアレンジを楽しんでみてください