だしが効いた喉ごしがよい和食の定番、茶碗蒸し
素材の味を活かした素朴な味わいで人気ですよね
私も茶碗蒸しが大好きで、お寿司屋さんに行くとついつい注文してしまいます
なんといっても食べやすいのが魅力
食欲がなくてもツルッと入ってきます
茶碗蒸しを離乳食でも味わってほしい!
そんなとき「そもそも茶碗蒸しはいつからOK?」「市販のものを購入する時に注意することは?」「冷凍しておけるの?」「卵黄のみで作れるの?」「手作りするのは手間がかかるのでは」といった疑問が出てくるかと思います
今回はそんなお悩みにお答えします!簡単レシピもご紹介しますのでぜひチェックしてみてくださいね
離乳食の茶碗蒸し、卵黄が食べられたらスタート?
そもそも離乳食の茶碗蒸しはいつからスタートするのでしょうか
ポイントとなるのは茶碗蒸しの材料である「卵」
卵は中期食から徐々に進めていきます
初めは卵黄のみを食べさせ、中期食では全卵1/3個分食べられるようになるのを目標に、後期食では全卵1/2個分食べられるようになるのを目標にします
ここで「茶碗蒸しはいつからスタートするのか」という問題に戻ります
茶碗蒸しは卵黄のみでも作ることができますので、卵黄を食べられるようになったらスタートすることができます
しかし、「卵アレルギー」を持つ場合、卵黄ではなく卵白に含まれるタンパク質に反応しますので、卵黄のみで作った茶碗蒸しが食べられるからといって、全卵で作った茶碗蒸しも食べられるということにはなりません
このことから個人的には、赤ちゃんがある程度の量の全卵も問題なく食べられることが確認できてから、さらに作りやすさも考えて後期食からのスタートがおすすめです
市販の茶碗蒸しを食べさせるときのポイントと冷凍保存について
市販の茶碗蒸しを食べさせるのは1歳を過ぎてからがおすすめです
市販の茶碗蒸しは大人向けにしっかりと味付けされているものが多いですので、赤ちゃんには不向きなのです
一方で、赤ちゃん用の茶碗蒸しも市販されていることがありますので、その場合はパッケージの表示をよく見て、月齢が合っているかを確認してくださいね
続いて、茶碗蒸しは冷凍保存することができるのかという疑問についてお答えします
茶碗蒸しは冷凍保存可能です
小分けの保存容器やチャック付き保存袋に入れて冷凍しましょう
解凍するときは予め冷蔵庫で解凍しておき電子レンジで加熱するか、冷凍されたまま電子レンジで解凍します
500Wで20秒程度から様子を見て加熱してください
中心まで加熱できているかを必ず確認してくださいね
冷凍した場合、解凍すると分離しやすく多少風味も落ちてしまいますので、もちろんそのまま食べさせてもよいですが、うどんなどにかけてあんかけにするなど少し手を加えてみるとよいかもしれません
簡単茶碗蒸しレシピ
最後に、蒸し器を使わずに電子レンジで簡単に作れる茶碗蒸しのレシピをご紹介します
電子レンジは200Wと低い設定にするのがポイントです
私が作るときの卵とだしの配合は「卵:だし=1:3」です
全卵1個は正味約50gですので、卵1個で作る場合のだしの量は150㏄で作っています
これからご紹介するレシピも、作りやすさを考えて卵1個で作る作り方です
後期食で全卵1/2個分が問題なく食べられるようになったら、卵1個で2つの茶碗蒸しを作って食べさせてあげてくださいね
具材は例ですので、お好みのものでアレンジを楽しんでください
調味料はあえて使っていません
完了期への移行が見えてきたら、しょうゆと砂糖をほんの少し加えてみると風味が増しておいしいです
卵 1個
だし汁(かつおだし、かつお昆布の混合だしどちらでも) 150㏄
しいたけ 10g
ほうれん草 10g
<作り方>
卵を溶いてだし汁を加えてよく混ぜ、ザルでこす
しいたけはスライス、ほうれん草は茹でて1~2cm長さに切る
耐熱容器にしいたけ、ほうれん草を入れ、卵液を注ぐ
ラップをかけずに200Wの電子レンジで7分程度加熱する
(きちんと固まっているか、加熱しすぎていないかを確認しながら時間を調整してください)
離乳食で茶碗蒸しを食べさせるときのポイントを教えて!【まとめ】
茶碗蒸しは後期食からがおすすめです
赤ちゃん用として市販されているもの以外は1歳を過ぎてから食べさせてあげてくださいね
冷凍保存もできますので、正しく解凍して与えてください
喉ごしがよいので、気に入る赤ちゃんもきっと多いと思います
しかし、卵アレルギーのことも念頭に置き、食べさせ過ぎないように注意が必要です
茶碗蒸しは蒸し器を使わずに電子レンジで作ることもできます
ちなみに、だし汁を牛乳に変えて砂糖を加えればプリンになりますよ
手間がかかるイメージの強い茶碗蒸しですが、ご家庭でぜひ手作りしてみてくださいね