お子様ランチの常連メニューのオムライスやハンバーグ、ポテトフライ…様々な料理にかけたりつけたりするだけでぐんと美味しさが増す真っ赤な魔法、ケチャップ
洋食だけでなく、酢豚やエビチリ等中華にも使われていて、馴染みのある調味料ですよね
トマトは好まないけれどケチャップは好き、という子も(大人も?)多いかもしれません
離乳食に使ったら、もっと食欲旺盛になるかも?でも、いつから食べさせてよいの?答えは後期食からです
簡単にできるケチャップライスとパスタのレシピもご紹介します
離乳食にケチャップを使うのはいつから?後期食から始めましょう!
少し加えるだけで味付けも簡単な調味料、ケチャップ
離乳食にはいつから使えるか、という疑問
冒頭で後期食からとお伝えしました
中期食までは味付けそのものが必要ではなく、素材の味を覚える時期です
後期食に移行すると、徐々に調味料にも慣らしていきます
それまでは、トマトのペーストを使っておくとよいでしょう
後期食から使える、と言っても使いすぎには注意です
確かにトマトを原料とした調味料ですが、その他に食塩や香辛料等が入っています
使いすぎると塩分の摂りすぎにつながりますので、少量にしましょう
後期食では1回に小さじ2/3までを目安とするとよいと思います
ただ、初めからこの量を使うのではなく、後期食の食材の硬さや大きさに慣れてから使い始めることをおすすめします
保育園では、後期食に移行したのでどんどん調味料を試したい!と使い始めた保護者もいましたが、赤ちゃん本人が硬さや大きさに慣れる前に調味料に慣れてしまい、いざ硬めに、大きめにしてみても味がしっかりついていないと食べなくなってしまっていました
こうなると引き返すのはなかなか難しいですし、あくまでも優先事項は「素材を味わう」、「噛む・飲み込む力をつける」ことですので注意したいですね
塩分が控えめの子供用ケチャップも市販されていることがありますのでチェックしてみてくださいね!
ケチャップは手作りできる!?
ある年の夏、保育園の畑ではトマトとピーマンが豊作でした
給食のメニューに取り入れるのもよいけれど、せっかくなら子どもたちと存分に味わいたい!ということで、トマトを使って手作りケチャップを作り、餃子の皮に塗ってピーマンをのせたピザを子どもたちと作ることにしました
これが大盛り上がり
サラダのトマトは完全拒否の子もパクパク
ついでにピーマンもパクパク
保護者の皆さんにも、ケチャップって手作りできるのですね!とご好評をいただきました
手作りすれば、気になる塩分も抑えられますし、何が入っているか明確なので安心ですよね
そこで、手作りケチャップのレシピをご紹介します!
トマト 500g(ミニトマトでもよいですが、その場合トマトの酸味が強いので酢や砂糖の量は加減してくださいね)
酢 30㏄
砂糖 大さじ1/2
塩 大さじ1/2
たまねぎ 1/5個(40g程度)
<作り方>
トマトのヘタを取り、湯むきする
たまねぎはみじん切りする
鍋に湯むきしたトマト丸ごととたまねぎを入れ、中火にかける
トマトをつぶしながら加熱する
トマトが煮崩れたら酢と砂糖、塩を入れてさらに煮詰める
手順はたったこれだけ!トマトの種を取り除くためにザルでこす方法もありますが、気にならなければそのままでOKです
保育園では4、5歳クラスの子どもたちと作りましたが、特に歓声が上がっていたのは湯むきの体験でした
こんなにツルツルむけるの!?と感動しながら作ってくれました
簡単離乳食の、ケチャップレシピ
それでは、簡単にできるケチャップライスとパスタのレシピをご紹介します
市販のケチャップを使うことを想定した分量になります
1.ケチャップライス
野菜に火が通りやすいように、予めレンジで加熱しておくと作りやすいです
ミックスベジタブルでも◎
ごはん 80g
たまねぎ 10g
にんじん 10g
ピーマン 5g
バター 小さじ1/2
ケチャップ 小さじ2/3
<作り方>
フライパンにバターを溶かし、刻んだ野菜を炒めて火を通す
ごはんに炒めた野菜とケチャップを混ぜる
2.ナポリタン
ケチャップを使ったパスタと言えば、ナポリタン!手づかみ食べをするようでしたら、マカロニに代えると食べやすいと思います
ケチャップライス同様、野菜はレンジで加熱しておくと作りやすいです
パスタ(乾燥状態) 15g
鶏ひき肉 20g
たまねぎ 10g
にんじん 10g
ピーマン 5g
サラダ油 小さじ1/2
ケチャップ 小さじ2/3
<作り方>
たまねぎ、にんじん、ピーマンは食べやすい大きさに切る
パスタを表示時間より1~2分長く茹で、食べやすい長さに切る
フライパンにサラダ油をひき、鶏ひき肉と野菜を炒める
火が通ったらケチャップを加えて炒め、パスタを絡める
離乳食にケチャップを使えるのはいつから?【まとめ】
調味料を使い始めると食べがよくなる赤ちゃんも多いと思いますが、くれぐれも使いすぎに注意してくださいね
大人には随分薄味でも、赤ちゃんの味覚は敏感ですので、素材の味を大切にすることを意識してみてください
もし、少し大きいお兄さん、お姉さんが兄姉にいる場合は、手作りケチャップも面白いですよ
離乳食だけを特別と考えず、家族みんなで食事を楽しめるように、忙しい日々の中でも工夫してあげたいですね