すりおろせばネバネバ、そのままではシャキシャキ、煮付けても煮くずれしにくく色々な食べ方ができる長芋
私は個人的に、大のとろろ好き
定食屋さんでとろろのトッピングを見つけるとつい注文してしまいご飯も麦ご飯にカスタマイズ…なんて、私の話が長くなってしまいましたがここで本題!
長芋は離乳食でいつから食べられる?答えは後期食からです
そもそも長芋ってどんな食材?どのように食べさせたらいいの?等の疑問について、レシピを交えながらお答えします
長芋って何者?
長芋と同じくらいよく聞くのが、山芋
同じものと思いがちですが、実はこの2つは別物なのです
山芋は「ヤマノイモ」というのが正式な名前で、日本原産
山で育ちます
自然薯がその例です
長芋より粘り気が強く甘味があるのが特徴です
私の両親は大阪出身ということもあり、休日の昼食といえばお好み焼きが定番の家庭ですが、生地に混ぜるのには山芋を使っています
長芋は中国が原産で、日本でも栽培されています
水分量が多くサラサラとした感じです
腸内をきれいにしたり、胃粘膜を保護したり、体内の水分バランスを調整してくれたりと嬉しい効果もたくさん持つ長芋
特有のネバネバはムチンといい、触るとかゆくなる「針状結晶」が含まれますので、赤ちゃんが触らないように注意してくださいね
長芋の離乳食は後期食からがおすすめ!
長芋は食物アレルギーを起こす可能性がある食材です
加熱をすれば発症リスクが軽減されます
必ずしっかりと加熱してから食べさせるようにしましょう
中期食から食べさせてもよいと書かれているものもありますが、食物アレルギーについても考え、急いで食べさせなければならないものでもありませんので、私は後期食からをおすすめします
すりおろした長芋を焼麩や野菜とともに煮てトロトロにした汁物も美味しいですし、薄くスライスして食感を残し、焼いてほんの少しの醤油や青海苔をかけても美味しいです
冷凍する時はすりおろしてから小分けにして保存するのがおすすめです
皮をむいて酢水に5分程度浸けてからすりおろすことで変色を防ぎます
解凍する時は冷蔵庫に移動させて解凍するか、室温での自然解凍をすることにより風味が損なわれにくくなります
少し時間はかかりますが、衛生面を考えると個人的には冷蔵庫での解凍がおすすめです
解凍後は必ずしっかりと再加熱して使用するようにしましょう
おすすめ長芋おやきレシピ
長芋を入れることでフワッとした食感のおやきができます
野菜を入れたり香りのある食材と組み合わせたりして、美味しく満足感のあるおやきにしたいですね
そこで、おすすめの長芋おやきレシピをご紹介します
1.お好み焼き
やはり定番のお好み焼き
ソースがなくても仕上げのかつお節の風味で美味しく食べられます
保育園でも提供していましたが、食べさせたときにかつお節が飛び散るとのことで生地に混ぜてみたところ充分美味しいですが、やはり仕上げにかけた方が風味もよく見た目もお好み焼きらしくなるので私は「かける派」です
<材料>
・小麦粉 大さじ2
・長芋 25g
・キャベツ 30g
・しらす干し 3g
・卵 1/2個
・青海苔 1g
・サラダ油 小さじ1
・かつお節 適量
<作り方>
長芋をすりおろし、小麦粉と混ぜる
硬いようであれば小さじ1ずつ水を加えて調整する
しらす干しは湯通し、キャベツはみじん切りにして生地に混ぜ、青海苔と卵を加えてさっくり混ぜる
サラダ油をひいたフライパンで焼く
かつお節をかける
(予め炒っておくと砕けやすく風味もアップします)
2.千切りおやき
長芋を細切りにすることで食感が残り、フワフワとはまた違った楽しみ方ができます
鶏ひき肉は生のまま混ぜてもOKですが、臭み等気になる場合は下茹でしてもよいですよ
<材料>
・長芋 30g
・鶏ひき肉 15g
・ほうれん草 15g
・片栗粉 小さじ2
・醤油少々
・サラダ油 小さじ1/2
<作り方>
長芋は細切りにし、ほうれん草は軟らかく茹でて刻む
長芋、ほうれん草、鶏ひき肉、片栗粉を混ぜ、サラダ油をひいたフライパンで焼き、醤油を薄く塗る
3.納豆おやき
ネバネバ丼という料理があることからも、長芋と納豆は相性◎生地が緩いようでしたら小麦粉を少しずつ足してみてくださいね
<材料>
・長芋 20g
・挽き割り納豆 10g
・ねぎ(長ねぎ、万能ねぎどちらでも) 5g
・小麦粉 小さじ2
・サラダ油 小さじ1/2
<作り方>
長芋をすりおろし、刻んだねぎ、挽き割り納豆、小麦粉を混ぜ、サラダ油をひいたフライパンで焼く
それぞれ多めに作って小分けにし、ラップに包んで密閉袋に入れて冷凍保存することもできますが、その際は粗熱がとれていることを確認してください
食べ残しは冷凍(冷蔵も)せず、大人が食べてしまうようにしましょう
長芋を離乳食で食べさせてよいのはいつから?【まとめ】
調理法により違った食感になる長芋
「しっかり加熱すること」を忘れず、様々な料理で食べさせてあげたいですね
ご紹介したおやきは大人でも美味しいですので、是非一緒に楽しんでください!