日本人といえば白ごはんに味噌汁とお漬け物。
和食の定番セットですよね。
そんな味噌汁。
離乳食の頃から食べてもらいたいけど、
「味噌汁っていつから食べられるの?」
「味噌の量ってどれぐらい?」
「いつも具材がワンパターンなんだよね。」
などなど、考えることはたくさん。
今回はそんな離乳食の味噌汁について解説していきます。
離乳食の味噌汁はいつから?
離乳食の味噌汁はいつから食べられるのでしょうか?
答えは離乳食の後期(9〜11ヶ月)からです。
離乳食の初期と中期ではそもそも調味料を使いません。
離乳食の後期から使うのもごく少量から。
みなさんの思う味噌汁ほど味噌の味はしません。
その分、出汁をしっかり効かせて旨みを出しましょう。
味噌の量としては出汁1カップに対して味噌小さじ1程度がおすすめです。
味見をすると「これは味噌汁なのか?」と思うかもしれません。
初めての味噌汁はこれぐらいで大丈夫です。
子どもの舌は敏感で大人よりも味を強く感じるものです。
少量でも美味しく食べることができると思います。
味噌はもともと塩分の強い調味料です。
離乳食が進んだからといってすぐに味噌の量を増やすのはやめましょう。
あくまでも薄味を意識するようにしましょう。
ではいつから大人と同じ味付けの味噌汁が飲めるようになるのでしょうか?
小学生の頃までは薄味を推奨します。
正直「いつから大人と同じ味付けでOKです」とは断定できません。
基本的に幼児食にあがっても大人の2〜3分の1程度の味付けになります。
生活習慣病などにならないためにも小さな頃から薄味を心がけていきましょう。
しかし離乳食用に味噌汁を別鍋で作るのは手間ですよね。
良い方法があります。
それは大人の味噌汁に出汁を加えればいいのです。
お椀の⅓程度まで味噌汁を入れます。
そこに出汁を1杯分になるまで加えます。
すると離乳食用に味噌汁を作らなくても美味しい味噌汁が作れます。
ぜひお試しください。
離乳食の味噌汁のおすすめの具材3選
みなさんはどんな具材が入った味噌汁が好きですか?
豆腐とわかめが入ったシンプルな味噌汁や豚汁のように具沢山なものまでいろいろなものがありますよね。
今回は保育園で実際に提供している味噌汁の具材を3つご紹介します。
*大根×さつま揚げ
さつま揚げとは魚のすり身を丸く成形し、揚げたものです。
魚にはDHAやDPAといった良質の脂が含まれています。
離乳食の頃から積極的に取り入れていきましょう。
そんな魚の旨みが味噌汁に溶け出て、少ない味噌でも美味しく食べることができます。
淡白な味の大根とも相性は抜群ですよ。
*さつまいも×油揚げ
さつまいもの味噌汁は格別に美味しいと思うのは私だけでしょうか?
さつまいもの甘みと出汁の旨みを吸った油揚げがよく合うんです。
ホロホロのさつまいもは子どもでも食べやすいのでおすすめです。
さつまいもには離乳食で不足しやすいと言われている食物繊維が豊富に含まれています。
こちらも離乳食のうちから積極的に摂りたい食材ですね。
油揚げは離乳食のうちは噛み切りづらいので細かくきってあげるようにしましょう。
*呉汁
これは宮城県の郷土料理です。
宮城県では大豆をすりつぶしたものを「呉(ご)」と言うみたいです。
大根やにんじんなどの根菜類を入れた味噌汁に「呉」を入れて溶かします。
「味噌汁に大豆?」
と思う方もおられるかと思います。
味としては大豆はあまり感じません。
少し味がマイルドになるという印象でしょうか。
見た目としてもあまり味噌汁と大差ないので子どもも抵抗なく食べてくれます。
大豆は「畑の肉」と言われるほど栄養が豊富です。
たんぱく質だけでなく、ビタミンB群やミネラルなど。
子どもに必要な栄養が詰まっています。
離乳食の頃から積極的に摂りたい食材ですね。
離乳食の味噌汁はいつから?【まとめ】
いかがですか?
今回の内容を振り返ってみましょう。
いつから味噌汁は食べられるの?
→離乳食の後期(9〜11ヶ月)から
味噌の量はどれぐらい?
→出汁1カップに対して味噌小さじ1程度
味噌汁は日本の伝統的な料理のひとつです。
ぜひ離乳食の味噌汁を作って食べさせてあげてください。