離乳食が始まって1番最初に食べるものといえばお粥ですよね。
「初めはペーストにして食べさせていたけどつぶさないで食べれるのはいつからなの?」
「量はどれぐらいまで増やすの?」
「そもそもお粥ってどうやって作るの?」
そんなお悩みを解決します!
今回は離乳食のお粥について徹底解説します。
これを読んだら離乳食のお粥については心配ご無用!
離乳食のお粥の作り方
離乳食の本やレシピなどを見ると10倍粥や7倍粥など見慣れない言葉が並んでいますよね。
米:水=1:10の割合で炊いたものを10倍粥と言います。
7倍粥は米:水=1:7で炊いたものになります。
「米からじゃなくて、ごはんからお粥は作れないの?」
作れます!
ごはんにはすでに水が含まれているので米から炊くときより水の量が減ります。
例えば10倍粥ならごはん:水=1:9になります。
7倍粥ならごはん:水=1:6になります。
ごはんからお粥を作るときは水の量が「-1」になると覚えましょう。
「炊飯器で大人のごはんを炊いて、鍋で離乳食のお粥を炊いて。同時にできないの?」
なんて方もおられるのでは?
同時に作れますよ!
耐熱容器に離乳食用の米と水を入れて、炊飯器には大人用の米と水を入れておきます。
米の入った耐熱容器を炊飯器の真ん中にセットして普段通りに炊飯すれば同時に大人用のごはんと離乳食用のお粥が作れます。
ぜひ試してみてください。
離乳食のお粥をつぶさないのはいつから?
離乳食のお粥をつぶさないでよくなるのはいつからなのか。
それは離乳食の中期(7〜8ヶ月)頃です。
離乳食初期(5〜6ヶ月)は10倍粥をペースト状にすりつぶしてあげるようにしましょう。
離乳食中期はもぐもぐ期とも言われており、口をもぐもぐと動かすことができるようになります。
舌を上手に動かして口の中で食べ物をすりつぶす様になるので大人の手でつぶなさい状態でも大丈夫なんです。
そのため中期からはお粥をつぶさないでよくなります。
またこの頃になると水分量が少ないお粥を食べるようになります。
10倍粥から7倍粥、5倍粥と言ったように水分の量を減らしてお粥を用意するようにしましょう。
「いつから5倍粥や軟飯になるの?」
進め方をご説明しますね。
離乳食の後期(9〜11ヶ月)になると5倍粥が食べれるようになります。
離乳食の後期はカミカミ期とも言われており、舌でつぶすのではなく歯茎で噛みながら潰すようになります。
また離乳食の完了期(1歳〜1歳6ヶ月)には軟飯が食べれるようになります。
軟飯は少し柔らかめのごはんというイメージでしょうか。
あまり大人が食べるごはんと変わらなくなってきます。
軟飯になるとおにぎりにすることができるので手づかみ食べの練習をすることができます。
離乳食のお粥のレトルトについて
最近では離乳食でもレトルトやびん詰めの商品が多く展開されています。
種類と特徴について説明していきます。
*びん詰め
保存性が高い。
外でもそのまま食べさせることができる。
賞味期限が長い。(約2年)
*レトルト
びん詰め同様に保存性が高い。
別容器に移すなどが必要なため、外では食べづらい。
味の種類が豊富。
賞味期限が長い。
*フレーク
個包装で持ち歩きやすい。
固さなどの調整がききやすい。
賞味期限が長い。(約1年)
それぞれにメリットがあります。
共通して言えるのが賞味期限が長いこと。
災害時の非常食として常備しておくのも良いかもしれませんね。
またシンプルなお粥だけでなく、野菜やお肉と混ぜてあるタイプもあります。
ぜひお近くのスーパーなどで探してみてください。
「レトルトの離乳食はいつから食べさせていいの?」
それは離乳食初期から食べさせて大丈夫です。
商品のパッケージに「◯ヶ月から」と表記してあります。
中には粒が大きめに残っているものもあります。
子どもの成長具合に合わせて選ぶようにしましょう。
離乳食のお粥をつぶさないのはいつから?【まとめ】
いかがでしょうか?
たくさんご紹介したので振り返ってみましょう。
「ごはんからお粥を作るときの水の量は?」
→米から炊くときより-1する
「お粥をつぶさないでいいのはいつから?」
→離乳食の中期から
「レトルト商品を使っていいのはいつから?」
→離乳食の初期から
お粥は離乳食で初めて口にする食べ物です。
子どもの成長に合わせて調理をするようにしましょう。