沐浴は毎日行うものですが、人間誰しも体調が悪くきついときってありますよね。
今回は、沐浴をしてはいけないときはどうするのか?
体温は何℃から中止して様子をみるのか?
元気がないときの対応方法をご紹介します。
沐浴をしてはいけない時とは?
沐浴は身体をキレイに保つためや、赤ちゃんの体の観察を目的にされていますが、何かいつもと違うなと思ったときは沐浴はしてはいけないと言われています。
「これくらいは大丈夫だろう」の判断が赤ちゃんにとっては身体に負担を与えてしまいます。
話すことができない赤ちゃんは、自分の身体の不調など言えないのでお母さんやお父さんは、日頃からしっかり赤ちゃんの様子を見てあげる必要があります。
特に熱があるときや、なんとなく元気がないときなどは沐浴は中止して様子を見ることに切り替えましょう。
体温は何℃から沐浴を中止するの?
赤ちゃんの体温やしぐさなどを毎日観察することが大切です。
赤ちゃんの体温は37.5℃以下が正常とされています。
もともと高いことがわかりますね。
しかし、沐浴を中止する目安の体温としては、37.5℃以上の場合です。
その理由としては、新生児期の赤ちゃんの体温は37.5℃までが平熱といわれ、37.5℃以上になると「発熱」と判断されるからです。
赤ちゃんの中には全く熱を出さない子も居るそうですが、少しでも体調がすぐれなさそうなときは中止して様子を見ましょう。
発熱している時は病院を受診して安静にしたほうが良いです。
体温が高いときの沐浴は、沐浴中に体温がさらに上昇して脱水症状や熱中症のリスクがあるからです。
ですので、慎重に見極める必要があります。
微熱があったしても、とても元気でミルクや母乳をいつも通り飲んでくれて、お腹の調子なども良く総合的に見ても大丈夫そうなときは沐浴をしても構いませんが、短時間で終わらせてあげれるように準備したり、手順を考えて行なってあげてくださいね。
元気がないときの沐浴は?
体温が高いときや、ミルクや母乳の飲みがあまり良くなくなんとなく元気がないときや、下痢や嘔吐が続いているときなどは無理に沐浴しなくても大丈夫ですよ。
短時間であっても、赤ちゃんの身体に負担を与えてしまうので避けましょう。
微熱があって元気がないときの沐浴は中止にして、病院を受診することをおすすめします。
風邪や他の病気の可能性もありますので日頃から赤ちゃんの体調、機嫌をよく観察しておきましょう。
熱もなく平熱なんだけどちょっと元気がないなどの場合もよくあると思います。
そのときは沐浴の時間をずらしてみたり、ホットタオルでさっと汗を拭いてあげる程度でも、汚れは落ちるので大丈夫です。
全身を拭くのが難しい場合には、汚れやすい部分を拭くだけでも清潔になります。
特に首の下や脇の下、お尻周りをキレイにしておきましょう。
その場合も、赤ちゃんが寒くならないように室内を適温にするなど工夫が必要です。
元気がないときの沐浴はとても体力を使ってしまい、余計に辛くなってしまいます。
そのため産婦人科からの指導などでは、「無理に沐浴させなくても大丈夫だからね」といわれることもあるでしょう。
沐浴をしてはいけない時とは?【まとめ】
いかがでしたか。
今回は沐浴をしてはいけない時について解説しました。
できることなら毎日沐浴を、行なってあげたい気持ちはよくわかります。
しかし、赤ちゃんの体調は毎日変化していきます。
自分の気持ちを伝えるツールとして「泣く」ことしかできないので、日頃から赤ちゃんの体調面や睡眠などよく観察してあげる必要があります。
赤ちゃんもお母さん、お父さんも無理なく沐浴ができると良いですね。