風味もよくパリパリとした食感ののり
おにぎりやのり巻きなどには欠かせないですよね
私は、パリパリ食感はもちろんしっとりとした食感ののりも大好きです
子どもにも人気ののりは、離乳食ではいつから食べさせてよいのでしょうか
答えは中期食からです
おにぎりやのり巻きに使われる印象が強いですが、実は様々な料理に使っておいしく食べることができます!
今回は離乳食でのりを食べさせる時の注意点を解説し、おにぎり以外のおすすめのりレシピもご紹介します
ぜひ毎日の献立に取り入れてみてください
離乳食ののりはいつから?中期食からがおすすめです
「離乳食でのりを食べさせるのは中期食から」と冒頭でお話ししました
のりには鉄やカルシウム、食物繊維が豊富に含まれています
食物繊維が豊富な分、消化には負担になります
したがって、初期食には不向きな食材です
中期食から食べさせることはできますが、風味付け程度の少量を食べさせるようにしましょう
離乳食にのり、食べさせる時に注意したいこと
離乳食でのりを食べさせる時には、いくつか注意点があります
①のりの種類は「焼きのり」にする
のりにも味付けのりや塩のりといった種類があります
これらののりは味がついていて確かにおいしいですが、塩分が多いですので離乳食には不向きです
離乳食には味がついていない「焼きのり」を使用しましょう
余談ですが、保育園で3歳児の保護者からこんな相談を受けたことがあります
「味のりを食べさせてみたら気に入ってしまって、味のりがないとごはんを食べなくなってしまいました
塩分も気になるのですが、ずっと欲しがってごねてしまいます
このような内容でした
回答としては、枚数を決めて残りは子どもの目の届かないところに隠す、または味付けのりをちぎってごまやおかかと混ぜたり、細かく切って火を通し軽く水分を飛ばした野菜に混ぜたりしてオリジナルのふりかけを作ってみるのはいかがでしょう、というものです
このように、離乳食を既に終えている3歳児であっても、クセになる程塩分が多く含まれる「味のり」
とてもおいしいですが、離乳食でのりを使う目的や利点としては「焼きのりの風味を活かして調味料を減らし、素材本来の味を楽しむ」ということも含まれますので、離乳食では焼きのりを使用しましょう
②調理方法
のりの種類についてのお話が少し長くなってしまいましたが、続いては調理方法についてです
のりはパリパリとした食感も魅力ですが、口の中に張り付きやすく赤ちゃんにとっては食べにくいもの
そこで、おかゆに混ぜる、野菜と和える等の工夫が必要です
特に中期食では、トロトロの状態で食べさせるのがおすすめですので、おかゆに混ぜたり、汁ものに入れたりするとよいでしょう
③食べさせる量
ポイントの3つ目は、食べさせる量です
具体的に食べさせる量に決まりはありません
前述のように、のりには食物繊維が豊富に含まれているため、たくさん食べると消化の妨げになってしまいます
また、「ヨウ素」という栄養素も含まれており、食べ過ぎが続くと健康障害をもたらすこともあります
とはいえ、1~2歳児で1日4枚以上の焼きのりを食べると過剰摂取に当たる量であり、離乳食ではそこまで食べさせることはないと思います
したがって、食べ過ぎによる健康障害まではさほど気にすることもないかと思いますが、その可能性については知っておくとよいでしょう
離乳食でののりの使用量は「風味付け程度」にしてください
保育園では子ども50人分の「ほうれん草ののり和え」を作るのに35gの焼きのりを使用していました
1人当たり1g以下です
離乳食ではちぎった焼きのりを小さじ1/2~1程度でも十分風味が付きますよ
おすすめ離乳食の、 のりレシピ
①のりそうめん
赤ちゃん用そうめん 10g
だし汁(かつおだしでも、かつお昆布だしでも可) 100㏄
鶏ささみ 10g
にんじん 10g
玉ねぎ 10g
焼きのり 小さじ1/2~1
水溶き片栗粉 適量<作り方>
赤ちゃん用そうめんを袋の表示に従ってゆでる
鶏ささみはゆでて細かく刻む
(またはすりつぶす)
野菜は軟らかくゆでて刻む
鍋にだし汁、そうめん、鶏ささみ、野菜、焼のりを入れて煮る
必要に応じて水溶き片栗粉でとろみをつける
②のりおやき
後期食以降はおやきもおすすめですよ!鮭は鶏ささみや豚ひき肉にしてもおいしいです
軟飯 60g
鮭 15g
焼きのり 小さじ1
片栗粉 小さじ1<作り方>
鮭はゆでて細かくほぐす
軟飯と鮭、焼きのり、片栗粉を混ぜて成型し、油を薄くひいたフライパンで両面を焼く
離乳食ののりはいつから?【まとめ】
のりは減塩に役立つ風味豊かな食材です
中期食から食べさせることができますので、様々な料理に使うことができます
種類は焼きのりを使用し、口の中に張り付かないように水分の多い料理に使いましょう
ちぎった状態で小さじ1程度の少量で風味が付きますよ!野菜を好まない赤ちゃんでも、のりと和えれば食べてくれることもありました
最近野菜の食べがよくないと感じたらぜひ試してみてくださいね!