和食の定番、照り焼きやぶり大根にして美味しくいただく「ぶり」
成長とともに名前が変わる出世魚としても有名ですよね
ぶりには赤ちゃんの脳の発達に役立つ栄養素であるDHAやEPAが含まれています
脂がのった12~2月が旬で、この時期のぶりは「寒ぶり」と呼ばれています
そんなぶりは、いつから離乳食に使えるのでしょうか
答えは中期食後半~後期食からです
その理由と、中期食以降完了期食までの魚の進め方やアレルギーの心配はあるのかについてお伝えし、おすすめぶりレシピをご紹介します
ぶりを離乳食に使えるのはいつから?中期食後半~後期食から始めましょう!
ぶりは赤身魚に分類されます
白身魚に比べてたんぱく質が多く含まれますが、一方で脂肪も多く含まれますので、赤ちゃんにとっては消化に負担がかかります
そのため、白身魚をクリアした中期食後半~後期食から少しずつ食べさせるのがよいでしょう
調理する際のポイントを以下にまとめますのでチェックしてみてください
下処理として、沸騰した湯で茹でこぼす
独特な臭みを抜き、中心までしっかり加熱することを目的として行います
骨や皮がないことを確認する
刺身用の切り身を使用すると骨や皮がなく、調理も楽になります
食感に気を付ける
パサパサとした食感になりやすいので、初めは細かくほぐして煮て、とろみをつけると食べやすくなります
中期食から完了期食の魚の進め方、ぶりにアレルギーの心配は?
ぶりは後期食から食べさせ始めましょうとお話ししましたが、ここで中期食から完了期食の魚の進め方をおさらいしましょう
中期食に移行すると、たらやかれい等の白身魚を食べさせ始めます
脂肪が少なく軟らかい食感ですので赤ちゃんも食べやすいです
中期食後半~後期食では赤身魚にも挑戦しましょう
ぶりのほかに、まぐろやかつおも赤身魚に分類されます
前述したように、白身魚に比べてパサパサとした食感になりやすいので、赤ちゃんが食べやすいように工夫してあげましょう
完了期食ではあじやさば等の青魚を少しずつ食べさせてみましょう
青魚は脂肪が多いことに加え、食物アレルギー症状が現れやすい魚ですので、初めて食べさせる際は必ず一さじからスタートし、食後の様子にも気を付けましょう
青魚は食物アレルギー症状が現れやすい魚とお伝えしましたが、今回のテーマであるぶりには、食物アレルギー症状を引き起こす心配はあるのでしょうか
ぶりは青魚や鮭等に比べると食物アレルギー症状は起こりにくいと考えられますが、全く心配がないというわけではありません
保育園でも、魚全般に食物アレルギー症状を起こす子がいました
青魚についての部分でもお話しし、どんな食品にも言えることですが、初めて食べさせる際は一さじからスタートし、蕁麻疹や喘息のような咳、下痢、嘔吐といった症状が見られないか確認するようにしてください
離乳食の、おすすめぶりレシピ
それでは、おすすめのぶりレシピをご紹介します
使用するぶりは刺身用の切り身で、1切れ15g程度と想定しています
味付け次第では完了期食まで使えるレシピですので作ってみてください!
1.ぶりのみぞれ煮
お好みの野菜を一緒に煮てもおいしいです
大根おろしは無駄なく汁ごと使用してくださいね
大人用から取り分けも可能な便利レシピです
しょうゆや砂糖で味付けしてもおいしいですよ
ぶり 2切れ
大根 30g
かつおだし 大さじ2
水溶き片栗粉 適量<作り方>
ぶりは茹でこぼしてほぐしておき、大根はすりおろす
鍋にかつおだしとぶり、大根おろしを入れひと煮立ちしたら水溶き片栗粉でとろみをつける
2.ぶりのカレー煮
カレー粉をクリアし、ぶりの食べがよくないかも…と思ったらぜひお試しいただきたいレシピです
カレー味で食欲が湧くメニューです
お子様用のレトルトカレーにぶりを混ぜるだけでもおいしいです
かつおだしは水でも代用可能ですが、かつおだしだと赤ちゃんも慣れているので食べやすいかもしれません
ぶり 2切れ
たまねぎ 20g
にんじん 20g
かつおだし 大さじ4
カレー粉 少々(ほんの少しから加えて味見をして調節してください)
ケチャップ 小さじ1/4
水溶き片栗粉 適量<作り方>
ぶりは茹でこぼしてほぐし、たまねぎ、にんじんは軟らかく茹でて切っておく
鍋にかつおだし、ぶり、たまねぎ、にんじんを入れてひと煮立ちしたらカレー粉、ケチャップで味を調え、水溶き片栗粉でとろみをつける
ぶりを離乳食に使えるのはいつから?【まとめ】
ぶりは中期食後半~後期食からスタートしましょう
赤ちゃんが飲み込みやすいようにとろみをつける等工夫して食べさせてあげてくださいね
ぶりは食物アレルギーの心配が全くないわけではありませんので、少しずつ食べさせて食後の様子の確認を忘れずにするようにしましょう
大人のメニューから取り分けられるような便利レシピをたくさんチェックして作ってみてくださいね!