妊婦はわさびを食べてもいいの?刺激物はどれくらい食べてもいいのか

スポンサーリンク

日本でわさびをつけて食べる料理はたくさんありますよね。

妊娠すると刺身やお寿司を食べる機会は少なくなってしまいますが、そばなんかにはわさびをつゆに溶かして食べたりわさびを使ったりする料理はあります。

妊婦は妊娠前と比べて味覚や好みも変わるためわさびや辛い物といった刺激物が好きになる人もいるかもしれませんね。

今回は、妊婦はわさびを食べてもいいのか、またどれくらい刺激物を食べてもいいのかを紹介していきます。

スポンサーリンク

目次

妊婦はわさびを食べてもいい?

妊婦はわさびを食べても大丈夫です。

「妊娠中は刺激物を食べるとよくないのではないか、赤ちゃんに悪い影響があるのではないか」と周りの人に言われたり、考えたりしてしまう人もいるかもしれません。

しかしわさびなどの薬味は適量であれば食べても赤ちゃんに影響はないです。

わさびは妊婦に嬉しい栄養が含まれているため、1日3~5g程度摂取することがおすすめです。

わさびの栄養素

わさびは栄養素が豊富に含まれています。

スルフィニルという成分が強い抗酸化作用があります。

抗菌作用により黄色ブドウ球菌や腸炎ビブリオなどの菌の増殖を抑制します。

また血流の促進作用や血栓予防効果、消臭効果、食欲増進などの効果もあります。

特にわさびに含まれているカリウム、カルシウム、ビタミンCは、妊婦に嬉しい効果をもたらします。

*カリウム摂取で悪阻が軽減する

ミネラルの一つであるカリウムは妊娠中、胎盤や胎児に多く取り込まれます。

血清カリウム値の低下に伴い腸の蠕動抑制や血清浸透圧の低下が引き起こされて悪阻が増悪します。

妊娠後期になると胎児が急速に成長するため大幅に血清カリウム値は低下します。

カリウムは体内の塩分量を調整して尿とともに排出する働きがあるため、浮腫み改善に効果的です。

妊娠中の悪阻を軽減させたり浮腫みを改善させたりするためにカリウムは積極的に摂取したいですね。

*骨や歯の原料となるカルシウム

日本人は全年代で慢性的にカルシウムが不足していると言われています。

カルシウムは体内で一番多いミネラルであり、骨や歯の原料となります。

妊娠から授乳期は赤ちゃんの骨を作るのに使われるため、十分な量のカルシウムが必要となります。

母乳を与えることによってお母さんの体内のカルシウム量が減少してしまいます。

またホルモンバランスの変化で骨が流出しやすくなり、産後は骨粗鬆症になってしまうお母さんは多いです。

妊娠中から産後までカルシウムを積極的に摂取することをおすすめします。

カフェインやお酒の過剰摂取はカフェインやアルコールがもつ利尿作用により、カルシウムの尿中への排泄が促進されてしまい骨へのカルシウム吸収を阻害します。

日常生活でカルシウムの吸収を阻害してしまうことがあるため注意しましょう。

*ビタミンCは鉄の吸収をサポート

ビタミンCは免疫力を向上させたり皮膚や骨、血管を丈夫にしたりするために必要な栄養素です。

妊婦は免疫力がさがり食中毒や感染症にかかりやすくなるため、ビタミンは積極的に摂取したいですよね。

また鉄分の吸収を助ける作用もあるため鉄分と一緒に摂取することをおすすめします。

ビタミンCの一日の摂取量は、妊婦だと1日110mg、授乳中は1日145mg必要になります。

妊娠中だけでなく産後も必要となる栄養素です。

妊婦がわさびを食べるときの注意点

わさびは栄養素が豊富だからと言って食べすぎには注意が必要です。

妊婦に関わらずわさびは刺激物であるため、一度に大量に食べると下痢や腹痛を引き起こされてしまいます。

妊婦がひどい下痢になると子宮が収縮してしまうため胎児に悪影響を及ぼします。

またわさびは食欲を増進する効果があるため食べ過ぎによる体重増加には気を付けなければなりません。

妊婦が食べても大丈夫?気になるわさび料理やわさび菜

*わさび漬け

わさび漬けは酒粕に漬けられた漬物です。
妊婦はさっぱりしたものが食べたくなり漬物なんかは食べやすいですよね。

わさび漬けを数口食べる分には影響はありません。

しかし妊娠中にアルコールを摂取することは胎児性アルコール症候群を引き起こす危険性があるため注意が必要です。

妊婦の一日のアルコール摂取量が15mlの場合は胎児への影響は少ないです。

少量であれば大きな影響はないかと思いますが、赤ちゃんのために控えたほうが安心かもしれません。

*わさび菜

わさび菜はからし菜の変種で、わさびのようなさわやかな辛味が特徴の葉物野菜です。

わさび菜にも栄養素が豊富で妊婦には嬉しい野菜です。

独特な辛味や味にクセがありますが湯通しすると食べやすくなります。

わさび菜には免疫力を向上させたり、皮膚や粘膜の健康を維持したりする栄養素であるビタミンB2やカロテン、ビタミンCが含まれています。

妊婦には欠かせない栄養素である葉酸や鉄、カルシウムも豊富に含まれています。

栄養豊富なわさび菜ですが食べすぎには注意が必要です。

食べ過ぎると体内でガスを発生させお腹が張ったり、おならがよく出るようになったりしてしまいます。

またおならの匂いが強くなってしまうこともあります。

食物繊維も一緒に摂れる野菜と一緒にわさび菜を適量摂取するようにしてみてください。

妊婦は刺激物をどれくらい食べてもいいのか

わさびやカプサイシンなどといった刺激物は一般的な量であれば胎児に影響を与えることは少ないです。

刺激物は食欲を増進する効果があるため、食べすぎには注意が必要です。

過剰摂取することで、腎機能が低下し塩分の排出が滞りやすくなり浮腫みが起こる可能性があります。

また下痢や胃痛、咳などの症状も出やすくなるため適量の摂取を心がけましょう。

妊婦はわさびを食べても大丈夫?【まとめ】

わさびには妊婦に嬉しい栄養素がたくさん含まれていることがわかりました。

刺激物も過剰な摂取でなければ、妊婦や胎児に与える影響は少ないです。

妊娠によるホルモンバランスの変化で刺激のあるものを食べたくなる人はたくさんいると思います。

まったく食べずに我慢するのではなく適量を食べてストレスを溜めないようにしましょう。

上手く料理に活用しながらわさびを摂取してくださいね。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次