プリプリ食感の海の幸、えび
和食にも洋食にも中華にも、様々な料理に使われていますよね
私の姉はえびが大好き
おせちに入っているような有頭えびの塩ゆで、エビフライ、グラタン、えびというえびは少し目を離すと食べ尽くされてしまうので油断できません。
それはさておき、離乳食でえびを食べさせてよいのはいつからでしょうか
答えは完了期食からです
一歳を超えてからと考えてもよいと思います
えびを食べさせるには注意が必要なのです
その理由の解説と、お馴染みのえび料理について、レシピを交えながらお伝えします
知っておきたいえびアレルギーのこと
えびを離乳食で食べさせるお話しをする前に、まず知っておいていただきたいことがあります
それは、アレルギーについてです
えびは、症例数の多さや症状の重さなどを勘案して国が定めた「特定原材料」と呼ばれる7品目のうちの1つに含まれています
つまり、食物アレルギーの発症リスクが高い食品ということです
もちろん全員が発症するわけではありませんが、初めて食べさせる場合、口の周り等に発疹・発赤がみられないか、呼吸が苦しい様子はないか、下痢をしていないかといった、アレルギー反応が現れていないかを必ず確認してください
もし症状がみられたら、医療機関を受診し、どれくらいの量を食べたのか、食後どのくらいで症状が現れたのか等、医師に報告をして指示を仰ぎましょう
えびアレルギーを持っている場合、同じ甲殻類のかにに対してもアレルギー反応を起こすかもしれませんので注意が必要です
離乳食でえびを食べさせるのはいつから?完了期食から食べさせてみましょう
先にお伝えしたアレルギーを起こす可能性や、赤ちゃんの発達途上の消化機能を考えると、一歳を迎えた完了期食から食べさせるのがよいでしょう
まずは少量から
例えばえびを使用した赤ちゃん向けのせんべい等、お菓子などから始めるのもよいと思います
また、えびの魅力の1つであるプリプリ食感ですが、赤ちゃんにとっては飲み込みにくい要因です
慣れないうちは細かく刻んであげてください
えびを冷凍する場合は下ごしらえをきちんとしてからにしましょう
手順は以下の通りです
1.背わたを取る
つまようじや竹串を使用して取っても良いですが、背に包丁を入れて取ると残さずきれいに取ることができます
2.臭みを取る
片栗粉、塩、水をえびにまぶし手で揉んで流水で洗います
キッチンペーパーで水気を取りましょう
美味しく食べよう!えびレシピ
今回はえび料理の代表格、エビフライとエビチリについてご紹介します
1.エビフライ
お子様ランチでも定番のエビフライ!でも気を付けたいことがいくつかあります
まずは、揚げ物を食べられるかどうか
衣のサクサク感も美味しいエビフライですが、やはり硬さもありますし、油を使用するので消化にも負担がかかります
私が保護者の方にアドバイスしていたのは、えびを使った歌舞伎揚げなど油で揚げてあるお菓子を砕いて食べさせ、練習してみてくださいということです
えびも揚げ物も一気に試せておすすめです
もう 一点は、エビフライにはえびだけでなく卵や小麦を使用します
既にアレルギーが発覚しているお子さんは注意が必要です
卵ではなく水で作ることもできますし、パン粉には卵も乳も使用していないものもあります
小麦アレルギーであれば、片栗粉や米粉でフリットにしても充分美味しいですので、アレルギー対応食品も上手に活用してくださいね
大人が食べるものと作り方は変わりありません
一緒に楽しんでください!
2.エビチリ
ピリ辛の定番中華、エビチリ
ケチャップ、豆板醤などで味をつけていきますが、赤ちゃんには辛いから不向きか…と諦めてしまいますよね
そこで、赤ちゃんでも美味しいエビチリ風レシピをご紹介します
むきえび 30g
ごま油 少々
長ねぎ 3g
にんにくみじん切り 小さじ1/5
しょうがみじん切り 小さじ1/5
☆合わせ調味料
水 20㏄
ケチャップ 小さじ1
ガラスープの素 小さじ1/4
砂糖 小さじ1/4
酒 小さじ1/4
片栗粉 小さじ1/3<作り方>
えびは背ワタをとり下処理しておく
(下処理後、さっと茹でたり湯通ししたりするとさらに臭みがとれます)
フライパンにごま油、長ねぎ、にんにく、しょうがのみじん切りを入れて香りが出るまで炒める
えびを加えて炒め合わせ、合わせておいた調味料を加える
水溶き片栗粉でとろみをつける
離乳食でえびを食べさせてよいのはいつから?【まとめ】
えびは食べさせるタイミングと少しずつ食べさせることを守って進めていきましょう
完了期食になるとほとんど大人と同じ、というものも食べられるようになってきて、いよいよ離乳食も終わりが見えてきますね
しかし、えびのようにアレルギーなどリスクがある食品については、不安なまま食べさせずに医師や保健センター等頼れる機関に相談して不安な気持ちを解消することも大切です
赤ちゃんが安全に、美味しく、家族と共に食事ができるのが一番ですね!