新型コロナウイルスが猛威をふるって以降、企業の働き方も変わりました。
会社以外の場所で働くテレワークという形も根付いてきたと思います。
そんな中、育児中のお母さんたちも自宅で子どもを見ながら働くことを意識したりすることがあると思います。
私は出産前から在宅ワークという働き方を行っていました。
産後の現在も在宅ワークを続けています。
私の経験から、乳児と一緒でも在宅ワークやテレワークをすることはできます。
在宅ワークやテレワークを行う時の実際と工夫を紹介します。
在宅ワークが気になっている、挑戦してみたいという方は、最後まで読んでみてください。
乳児と一緒に在宅ワークはできる?
乳児と一緒にいながら在宅ワークはできるのか?
その答えは、できます。
在宅ワークと一言で言っても、いろいろなジャンルの仕事があります。
在宅ワークの案件を仲介しているサイトでは、「すきま時間にできる仕事」が数多くあります。
中には、一日の稼働時間を定めている案件もあります。
そのような案件の中には、稼働時間を満たせばどの時間帯に作業を行ってもよいというものもあります。
たくさんある案件の中から、ご自身が働きやすい案件が見つけられると思います。
テレワークを導入している企業もあると思います。
政府は、3歳未満の子どもを持つ社員がテレワークできる仕組みの導入を、企業に呼び掛けています。
「テレワーク中の会議に乳児の泣き声が入ったらどうしよう?」と不安な方もいるでしょう。
企業がテレワークの導入を積極的に行っている場合、乳児の声や泣き声が入ることにも理解を得やすいと思います。
もしも、取引先などの外部とのやりとりがある場合は、事前に乳児が一緒であることを伝えておくといいでしょう。
乳児も一緒に会議に参加することで、場が和むことがあるかもしれませんね。
乳児と過ごしながら在宅ワークをしている私の体験談
私の在宅ワーク歴は、5年目になろうというところです。
出産前から在宅ワークを行っていたので、産後も在宅ワークを続けるつもりでいました。
その当時、契約していたクライアント側から産休と育休の提案があったので、ありがたくいただいていました。
仕事復帰は、子どもが3ヶ月の誕生日を迎えてからでした。
「そんなに早く?」と驚く方もいるかもしれませんね。
子どもの預け先を考える必要がなかったので、できたことかもしれません。
子どもの生活リズムがつかめるようになり、仕事の時間が確保できるようになったことが復帰を決めた大きな理由です。
復帰当初は順調に進んでいたのですが、仕事が増えてくると肉体的にも精神的にもきつい日々でした。
夜間授乳が続いていたので、睡眠不足と育児のストレス、仕事がうまく進められないストレスから、夫に八つ当たりすることもありました。
仕事の復帰は早かったかもしれない、と思ったこともありました。
ですが、育児と仕事を両立する日々を過ごしていくうちに、効率的な時間の使い方が分かるようになりました。
育児と仕事の軌道が乗るまでは、しんどいと感じることもありました。
ですが、子どもの日々の成長を感じながら、収入を得られる在宅ワークを選んで良かったと思っています。
乳児と在宅ワークをする時の工夫
乳児と一緒に過ごしながら、在宅ワークをする場合は想定している通りに進まないことを覚えておいてください。
予定の7~8割程度進めることができたら、合格というように想定しておくと精神的にも楽になります。
私もいろいろと工夫をしながら、作業時間の確保に努めました。
私が試した工夫を3点紹介します。
*おもちゃで間をもたせる
例えば、ガラガラや布絵本などで、赤ちゃんの気を引くようにしましょう。
短時間でも集中して遊んでくれるようであれば、その間にいくつか作業は進められると思います。
その時々に合わせたおもちゃを選んで、遊んでもらいましょう。
私が仕事をしている間は、バウンサーに乗せていました。
ぐずるようであれば、揺らして泣き止ませたりしながら作業をしていました。
*一緒の時間を作る
「どうしてもこれだけは終わらせたい」っていう時がありますよね?
そういう時に限って、かまってほしいと泣かれて困った時がありました。
そんな時、私は「今やってもだめだ」と諦めて、子どもとの時間を作るようにしました。
オムツを替えた後に、スキンシップとして抱きしめることや、絵本を読んだり、おもちゃで遊んだりしました。
10分、15分しっかり遊んだ後に、仕事に戻ることを伝えると、すんなりと離れることができたりします。
在宅ワークやテレワークは、パソコンを使っての作業が多いと思います。
ご自身の目を休ませるという意味でも、スキンシップの時間と割り切ることもいいのではないでしょうか。
*外遊びをさせる
仕事を始める前に、公園や家の庭などで子どもを遊ばせる時間を作るようにしました。
元々、私の子どもはお昼寝の時間が短く、まとまった作業時間を取るのが難しい時がありました。
そんな時に近所の公園で遊ばせるようにしました。
すると、いつもよりお昼寝の時間が長くなりました。
それ以降は、私の体力がある時は外に連れて行くようにしました。
外遊びに連れて行くと、私も疲れてしまって作業が思うように進まないこともあります。
それも、子どもの成長を見守ることのできる在宅ワークの醍醐味だと思っています。
乳児と在宅ワークはできる?【まとめ】
「乳児との在宅ワークができるか?」という質問の答えは、「できる」です。
在宅ワークをはじめてすぐは、出産でボロボロの身体なので、体力が万全ではありません。
受けた仕事の内容によっては、進み具合が思うように進まず、ストレスで限界を迎えるかもしれません。
在宅ワークを始める際は、ご自身の体力と相談しながら進めていきましょう。
子どもの成長を楽しみながら、収入も得られる在宅ワークは一石二鳥だと思います。