授乳のやめどきって難しいと思いませんか?
私もいつ授乳をやめるか手探りの状態でした。
断乳・卒乳を考えるタイミングとしては、お母さんの職場復帰や離乳食の進み具合、妊活があげられるでしょう。
授乳のやめどきとして考えられる時期は、1歳から1歳半頃の離乳食完了期が多いです。
目安としては、母乳以外の栄養源が確保されている、親の言うことが理解できる、夜の睡眠時間が長くなったの3点があります。
断乳・卒乳を進めるタイミングは、保護者とお子さんが精神的に安定している時期を見計らうといいです。
今回は、断乳・卒乳の目安と進め方について詳しく紹介します。
授乳のやめ時は?断乳と卒乳の違いと考えるタイミング
断乳と卒乳は、大まかな意味では授乳をやめることですが、ニュアンスが微妙に異なります。
断乳は、親の都合で授乳をやめることを意味します。
一方、卒乳は子どもがおっぱいやミルクを欲しがらなくなることを指します。
ご家庭の事情によって、断乳を選択することにもなるでしょう。
断乳を考えるタイミングで多いのは、お母さんの職場復帰や保育園などの入園でしょう。
日中の赤ちゃんへの授乳が難しくなるので、授乳のやめどきとしてあがりやすいでしょう。
他には、妊活を始めるためという理由が挙げられるでしょう。
一般的には、授乳中の生理の再開は遅いと言われています。
それは、母乳を作るプロラクチンというホルモンが排卵を抑える力もあるからです。
妊活を始めるために、やめどきだと考えられるのでしょう。
このように授乳をするのが難しい状況になる時が、断乳を考える時期でもあります。
卒乳の目安と時期は?
卒乳の目安としては、以下の3点が挙げられるでしょう。
・親の言うことが理解できる。
・夜の睡眠時間が長くなった。
母乳以外の栄養源を確保できるようになれば、卒乳を考えるきっかけになりますよね。
私の子どもも離乳食をしっかりと食べるようになってくると、ミルクはあまり欲しがらなくなりました。
ミルクの入った哺乳瓶を渡すと飲むのですが、自分からミルクを催促することはありませんでした。
コップやストローが使えていれば、水分不足になるということはないはずです。
卒乳してもらおうと考えるタイミングで、コップやストローの練習を始めてみるといいでしょう。
次の断乳と卒乳の進め方でもお話ししますが、夜にぐっすり眠るようになってきたら夜間断乳から始めてみるのをおすすめします。
断乳・卒乳の進め方
断乳と卒乳、どちらの選択をする場合でも大事なのは、突然授乳をやめないことです。
突然授乳をやめることは、赤ちゃんや子どもにとってショックを受ける出来事ですし、ストレスにもなります。
保護者と赤ちゃんや子どもが精神的に安定している時期に始めるのがいいと思います。
*断乳の進め方
・1回の授乳時間を減らす。
1回10分で授乳をしているのであれば、8分にしてみるなど授乳時間を減らすところから始めてみてください。
・1日の授乳回数を減らす。
1回あたりの授乳時間を減らすことができれば、授乳回数を減らしてみましょう。
1日6回の授乳の場合、5回にしてみるといったように段階的に減らしていくといいと思います。
他に、外遊びを増やすという方法もあります。
日中の授乳回数を減らしたい時は、公園などに出かけ遊びに夢中になるようにしてみましょう。
・1日の授乳が1~2回でも平気であれば、3日間授乳をやめる日を決めて、言い聞かせる。
この3日間は、保護者が対応しやすい日にするといいと思います。
例えば、連休を利用する。
子どもがおっぱいを欲しがった時は、お父さんにあやしてもらうという方法もあります。
子どもの気がまぎれるように、あの手この手を使ってみましょう。
この期間は、スキンシップや会話でコミュニケーションをとって乗り切りましょう。
・3日間の授乳をやめることができれば、断乳完了
短いようで長い3日間を乗り切ることができれば、断乳完了です。
・おっぱいケアをスタートする。
授乳をやめることで、乳腺炎になる可能性もあります。
たくさん母乳が出る、おっぱいが張っている場合はおっぱいのケアをしましょう。
母乳の分泌が少ない場合は、ケアしなくても問題ないことが多いそうです。
ご自身のおっぱいの状態を観察して、セルフケアを行ってみましょう。
セルフケアを行っていても辛い場合は、医療機関を受診するようにしましょう。
*卒乳の進め方
卒乳は子どもから欲しがらなくなるものなので、その日が来るのを待つといいでしょう。
一方で、計画的に卒乳したいという方もいるでしょう。
私は、計画的な卒乳を選択しました。
私が行ったやり方を紹介します。
我が子は1歳を過ぎた頃からミルクへの関心が薄れていると感じるようになりました。
哺乳瓶を差し出されたら飲むという感じでした。
1日の授乳回数を段階的に減らしていき、様子を見ました。
ミルクを飲む回数が減っても、ぐずる様子はありませんでした。
ミルクを最後に飲む日は夫の休日に合わせ、ぐずったら対応してもらうようにしました。
準備万端で迎えた卒乳の日の我が子は、ミルクがないことにも気づいていない様子で、拍子抜けしました。
あっさりとできるものなのだと感心しました。
自然に待つ場合も計画的に行う場合も、子どもの様子を見ながらやめどきを判断していくのがいいと思います。
授乳のやめどきは?【まとめ】
授乳のやめどきとして、あげられるタイミングは、お母さんの職場復帰や保育園などの入園、妊活、そして離乳食が順調に進んでいることです。
断乳や卒乳の進め方は、段階的に行うといいと思います。
断乳をする場合は、スキンシップや会話などのコミュニケーションを今まで以上に増やすことを心がけてみてください。
授乳のやめどきだからといって、無理に卒乳する必要はありません。
お母さんの気持ちと赤ちゃんの様子から卒乳のタイミングを決めてみてはいかがでしょうか?