授乳中の我が子の様子を見て幸せを感じる人も多いでしょう。
私もそうでした。
幸せを感じながら、ふと頭によぎるのは「この子はしっかり母乳を飲めているのだろうか」ということです。
ちゃんと飲めているように見えるけれど、乳首に痛みや傷があると不安になっていました。
おっぱいを深飲みさせる方法を調べてみましたが、これ!といったやり方が見つかりませんでした。
もやもやした気持ちのまま、授乳期間が終わってしまいました。
私と同じように授乳でおっぱいを深飲みさせる方法を探している方に、大事なコツを2つご紹介します。
最後まで読んでいただけると、嬉しいです。
授乳で深飲みさせる方法は?授乳しやすい抱き方を見つける
おっぱいを深飲みさせる方法一つ目のコツは、抱き方です。
お母さんにとって、授乳しやすい抱き方を見つけましょう。
横抱き、フットボール抱き、交差抱きの3つの抱き方で授乳する方が多いと思います。
この3つの抱き方のコツを紹介します。
*横抱きで授乳する時のコツ
横抱きは、授乳をはじめてする時に教えてもらうことが多いポピュラーな抱き方だと思います。
私も最初は横抱きで授乳していました。
横抱きのコツは、次の通りです。
・お母さんの身体(お腹)の真ん中に、赤ちゃんのお尻がくるように位置を調整する。
・お母さんのおっぱいに対して、赤ちゃんの身体の向きが平行で一直線になっている。
・お母さんは背筋を伸ばして、前かがみにならないように気を付ける。
*フットボール抱きのコツ
フットボール抱きは、授乳したいおっぱいがある側の脇で赤ちゃんを抱えます。
赤ちゃんの首を支える手の形は、沐浴の時と同じUの字の形です。
授乳初期に取り入れやすい抱き方の一つでもあります。
フットボール抱きのコツは、次の3つです。
・お母さんの手首は力を入れないように気を付ける。
・お母さんの身体に対して、赤ちゃんの身体は斜めに向く。
*交差抱きのコツ
交差抱きは、横抱きと同じような抱き方になります。
違うところは、授乳させたいおっぱいとは反対の手で、赤ちゃんの首や頭を支えることです。
交差抱きのコツは、次の通りです。
・お母さんと赤ちゃんのお腹が向かい合う姿勢にする。
・授乳しているとき、赤ちゃんの耳、肩、腰のラインが一直線になる。
・赤ちゃんを支える時は、腕の小指側と肩甲骨に重心がいくようにして支える。
フットボール抱きと交差抱きは、お母さんの手首を痛めやすい抱き方でもあります。
手首で支え続けると、腱鞘炎につながる可能性があるので、気を付けましょう。
赤ちゃんに深くくわえてもらおう
おっぱいを深飲みさせる方法の二つ目のコツは、赤ちゃんのおっぱいのくわえ方です。
赤ちゃんに深くくわえてもらえるようにすることが大切です。
深くくわえてもらえるようにしているけれど、どういう状態が深くくわえてもらっているのか分からないという方いませんか?
私も「深くくわえてもらうってどういうこと?」といろいろな情報を探しました。
まずは、深くくわえてもらうための手順を紹介します。
赤ちゃんに大きく口を開けてもらう
おっぱいを深くくわえてもらうためには、赤ちゃんに大きく口を開けてもらう必要があります。
授乳をはじめてすぐの赤ちゃんは、なかなか大きく口を開けることができません。
口を開けてもらうために、赤ちゃんの唇に乳首をあてて刺激しましょう。
この時、赤ちゃんの首の後ろもしくは、背中の上の方を支えて少しあごを上げてあげるといいですよ。
授乳に慣れていくうちに、赤ちゃんも大きく口を開けるようになるので、根気強くやっていきましょう。
口を大きく開けたタイミングで、乳輪までくわえてもらう
赤ちゃんの下唇に乳輪をあてて、上唇は後からかぶせるようなイメージでくわえさせてください。
この時、できるだけ深くくわえてもらえるようにしましょう。
赤ちゃんの口はアヒル口を意識して
おっぱいをくわえた時の赤ちゃんの口が、アヒル口になるように意識しましょう。
赤ちゃんの唇の形や厚みによっては、アヒル口にならない場合もあります。
そういった時は、無理にアヒル口を意識しなくて大丈夫です。
唇が内側に巻き込まれている時は、唇をめくってあげましょう。
赤ちゃんの首の角度は、大人がコップで水を飲む角度を意識するといいそうです。
授乳後の乳首の形がつぶれている、もしくは変形している場合は、赤ちゃんがつぶし飲みをしている可能性があります。
その時は、もう一度見直してみてください。
授乳を深飲みさせる方法とは?【まとめ】
赤ちゃんにおっぱいを深飲みさせる方法のコツは、抱き方とくわえ方の二つです。
今回紹介した抱き方以外にも様々な抱き方があります。
抱き方によって、授乳のしやすさがあるのでお母さんにぴったりの抱き方を探してみてください。
赤ちゃんにおっぱいを深くくわえてもらうためには、根気強く繰り返しやっていくことが必要になります。
お母さんにとってもしんどいと思いますが、授乳が軌道にのり始めると楽になっていきます。
辛い時は、母乳外来の受診も検討してくださいね。