親戚や友人等、親しい人が出産を終えると、何かお祝いをしたい!と思いますよね。
今までは、赤ちゃん用の服やタオル、おもちゃ…といったものが多く、筆者も様々な方から色々なものをいただきました。
そこで、近年増えてきているのが「おむつケーキ」
おむつケーキは海外で流行したものが、現地のドラマで取り上げられたのをきっかけに、日本でも人気を帯びた比較的新しい出産祝いです。
どのようなものかと言いますと、最下層におむつをミルフィーユのように並べて丸くしたものをタオル等でくるんで、その上にぬいぐるみ等を飾ったもので、手作りのものから専門店で販売されているものまで様々なものがあります。
とても可愛らしく、手作りであれば、気持ちもこもったものなのですが、様々な意見があります。
今回は、両方の意見に簡単に触れた後に、いらないという人がなぜいらないと思う理由について、ご紹介していきたいと思います。
おむつケーキは迷惑?賛否両論の意見
ここで、おむつケーキに関する意見と理由を簡単にご紹介します。
見た目
おむつケーキは様々な装飾が施されており、最下層のおむつの層の上にぬいぐるみやキャラクターが添えられています。
一般的な動物等のぬいぐるみから、ジブリやディズニーなどの有名なキャラクターのものもあり、それらのファンの人からは大変喜ばれます。
また、お花と違って、腐らないため、長期的に飾っておけます。
一方で好みではなかった場合は迷惑がられます。
例えば、好みでなかったのにも関わらず、頻繁に家を行き来するような関係である場合です。
あれ?飾られていない…?と思われてしまうことを気にして、仕方がないので飾っておくという場合があります。
また、ぬいぐるみについては、人によって捨てるのに抵抗がある方もおり、神社等にお金をだして、供養してもらう方もいらっしゃいますので、実は繊細な送り物である場合もあります。
実用性について
おむつケーキは、デザインが刺されば可愛らしさと実用性を兼ね備えた素晴らしいギフトになります。
土台に使われているおむつはそのまま育児に使えますし、ぬいぐるみ等も赤ちゃんのおもちゃとして活用できます。
一方で、おむつというのは、赤ちゃんやママ、パパによってメーカーの好みがかなり別れるもの。
さらに好みだけでなく、生まれてきたときの体重によってサイズが違うので、そもそも使えないということもあります。
バラしてみて、使わないメーカーやサイズのものだと、使用されているおむつが無駄になってしまう可能性があります。
また、使用されているおむつは大体が新生児用の大きさですので、バラす時期が遅いと、サイズが違うといったことから、既に使えなくなっている場合もあります。
そのほか、見た目がかわいいというのはありますが、大きくて場所を取るうえに、実用性を感じない方からすると、貰った時に「うわ、いらね〜」となる場合もあります。顔には出せないですし、後々の付き合いもあるので、すぐに解体して捨てるわけにも行かず・・・と若干迷惑をかけてしまう可能性もあります。
以上のことから、完全に実用性を満たすのには、なかなか難しいギフトです。
衛生面が気になる
こちらに関しては、あまり肯定的な意見は見当たりませんでした。
おむつケーキは機械で製造されるものではないため、誰かの手で作られています。
なので、作り方を説明しているサイト等では、アルコール消毒とゴム手袋の装用が手順に含まれています。
それであっても、開封されて時間が経っているものや、本来は不要な工程を経ているものを使いたくないという方もいらっしゃいます。
実は、人によると思いますが、産後のママは赤ちゃんのこととなると、ピリピリすることもあります。
これは、ホルモンバランスの変化のほか、母性が生じ、赤ちゃんを守るために様々なことを考えるようになるからだと考えられています。つまり、好き嫌いではなく、人間の本能として、赤ちゃんを守るために、そうなっているのです。
なので、衛生面に関わることは、思ったよりシビアでデリケードです。
相手におむつケーキを送って喜ばれるかを考えよう
そもそもおむつケーキに限らず、普段から贈り物をするときはなかなか悩むことが多いと思います。
なので、贈り物を選ぶ時の注意点やアドバイスをまとめてみましたので、ご参考にしてください。
*相手からの贈り物から逆算する
贈り物をするときは、贈る相手の好みに合わせて贈る一方で、よほど気がしれた関係でないかぎり、相手が喜ぶかどうかについて、自分がもらって嬉しいかという基準が若干含まれていることがあります。
これは、意識していなくても、潜在意識のなかにあると思われます。
よって、相手が普段、どのようなものを送ってくれたかを思い出して、そこから逆算するといいでしょう。
例えば、比較的実用性に富んだものを贈ってくれるようでしたら、通常のおもちゃやタオルといった実用的であり、よほどでなければ好みが別れにくいものを選ぶと良いかもしれません。
なぜなら、おむつケーキがその人にとって、実用性があるかを見極めるには、友人という枠を超えて、家族という枠で見ないと確実には分からないためです。
貰ってくれたときは喜んでくれていたけれど、実は迷惑がられている場合もありますので、なかなか難しいですね。
*オーダーメイドやそれに近いものは避ける
おむつケーキでもそうですが、名前入りのタオル等のオーダーメイド品は、貰ったときは嬉反面、将来的に処分に困り、迷惑につながる場合があります。
使えなくなってしまったけど、捨てるのもなんだか抵抗があるし、名前が入っているから個人情報が気になる…といった方もいらっしゃるかもしれません。
よって、おむつケーキでも、そうでなくても、汎用品を贈ることをオススメします。
*カタログギフトに丸投げする
これが一番迷惑をかけない可能性があります。
なぜなら、好みや何が必要か分からない場合でも、贈られた人の好みで好きなギフトを貰うことができるためです。
カタログギフトですと、必要がなくなったときも気兼ねなく捨てられる傾向があります。
商品券という手もありますが、なんだかよそよそしい…と感じるようでしたら、カタログギフトを贈るというのをオススメします。
個人の経験ですが、一番もらって困らなかったのが、カタログギフトでした。
おむつケーキは迷惑?【まとめ】
産後というのは、家族や友人など様々な方からお祝いされ、色々なものが贈られてきます。
嬉しいものもありますが、中には貰って困るというものもあります。
そうなると、せっかくのお祝いの気持ちが迷惑に繋がってしまいます。
おむつケーキはとても可愛らしく、実用性もある一方で、相手が必要としているかどうかを見極めるのは非常に困難です。
産後は夫婦、特にママが体調が整わないなか、育児やお祝いの対応をしており、非常に大変な時期ですので、どちらかというと実用的なものを贈ったほうが、迷惑にならないと思われます。
カタログギフトは一見、冷たいように思われますが、必要なものが選べるので一番こまらないギフトです。
もし、贈るならばお手紙を添えておくと気持ちも伝わりやすいでしょう。