おむつをしっかりつけているのに、おしっこやうんちが漏れてしまう…といったことはありませんか?
実は、おむつには、メーカーさんがおむつを履いたあかちゃんが快適に過ごせるように様々な工夫をしており、主なものでは、素材の選定や吸水剤の粉の細かさなどがあります。
これらは、特にママやパパは特に気にしていなくても、しっかり働いてくれるのですが「テープ」と「ギャザー」の扱いだけは、おむつを履かせるときに「技術」が求められます。
「テープはわかるけど、ギャザーって何?」と思われるかもしれません。ギャザーとは、お股の部分にある壁のようなものや太ももの部分についているヒラヒラです。
このギャザーを上手に扱えるかどうかが、赤ちゃんの快適な赤ちゃんライフと清潔さの鍵を握っています。
今回は、おむつの重要な部分であるギャザーについて、ご紹介していきます。
おむつのギャザーとは!基本的に2種類
*太ももの万人!ギャザーとは?
太ももや背中、お腹部分のヒラヒラをギャザーといい、メーカーさんによっては、フリルと呼ぶ場合もあります。
これは、赤ちゃんのおしっこやうんちが漏れることを防止する役割があります。
*お股の防波堤!立体ギャザーとは?
立体ギャザーは、お股の部分にある少し硬めの布のような部分です。
立体ギャザーの役割は、防波堤として、おしっこやうんちを吸水剤のある部分にせき止めておくことです。
おむつのギャザーが役割を果たすためのコツ
ギャザーとは奥が深いもので、私も娘におむつを履かせるときは、最初ギャザーの扱いにかなり苦労しました。
そして、履かせていると動き回るし、はやく履かせないと風邪をひくかもしれないし、でもギャザーはちゃんとしないと…と慣れるまで、結構なプレッシャーを感じながら、履かせていました。
なので、そんな経験を踏まえつつ、ギャザーがしっかり役割を果たすことができる履かせ方をご紹介しようと思います。
*最初の儀式!パシッと伸ばす
まずは、立体ギャザーから見ていきましょう。
説明では太もものギャザーからお伝えしましたが、実は履かせるときに気をつける順序としては、立体ギャザーが先です。
立体ギャザーは「立てる」ことが大事です。
立て方については、そこまで難しくありません。まだ履かせる前の話ですから、赤ちゃんが動いていても大丈夫ですし、替える前のおむつもお洋服もつけているので、風邪をひく心配もありません。
まず、立体ギャザーの立て方としては「パシッと伸ばす」ことです。
取り出したばかりのおむつはメーカーさんの努力によって、少しでも小さくしてたくさん袋に入れようと、かなり小さく折りたたまれています。
なので、シワシワになっています。
そのシワシワのおむつを、横方向にパシッと伸ばしてください。
なんだか甘いとおもったら、複数回でも大丈夫です。
おむつは男性の私でも破って壊そうとするほうが難しいぐらいなので、強い力をかけても大丈夫です。
これで立体ギャザーが立ち上がります。
ここで注意しなければいけないのは「外側に折れていないか」です。
外側に折れてしまっていると、残念ながら、役割を果たすことが難しくなります。
*最終工程!丁寧な作業が大切です!
立体ギャザーを無事立てて、履かせることができたら、最終工程です。
太ももまわりやお腹、背中部分のギャザーが内側に折り込まれていないかを確認しましょう。
最初から折れ込まれないように履かせるのは、意外と至難の業で慣れが必要です。
しっかりと確認しながら、優しく、じわじわと出して上げてください。
ここまで来たら、いちおうおむつは履けているので、特に焦る心配もありません。
また、このとき、爪が当たらないように気をつけましょう。
赤ちゃんのお肌はとても繊細で柔らかいので、すぐに傷がついてしまいますし、些細な傷でも、成長してからも残ってしまうかもしれません。
おむつは伸びますので、すこし広げてつつ、ギャザーを外にだしてあげるといいかもしれませんね。
また、ギャザーがしっかりと外側に出ていないと、おむつとお肌の間にギャザーが挟まれることになりますので、跡がつき、夏場では汗疹(あせも)の原因にもなります。
立体ギャザーでもそうですが、太ももなどのギャザーはおしっこやうんちの面以外でも、あかちゃんが快適に過ごすために、大切な部分ですので、しっかりつけてあげましょう。
このように、ギャザーとはなかなか奥が深いものなのです。
おむつのギャザーとは【まとめ】
ギャザーとは奥が深いもので、このとおり様々な工夫が必要です。
しかし、慣れれば簡単です。頭を使って、いろいろとするよりも、何回もやってみて、体に覚え込ませたほうが早いです。
特に立体ギャザーの立て方については、結構慣れとコツの世界で、なんとなく見てわかるようになる必要があります。
なので、自信がないという方は、身の回りの育児経験者に教えてもらうのもいいと思いますし、もし身近にいないとのことでしたら、市役所の健康センターにいる保健師さんに教えてもらうのもいいと思います。
市役所では妊娠中のパパママ教室や定期検診もそうですが、日頃の相談も受け付けている場合もあります。
最期にもう一つ…これは、特にギャザーとは関係はないかもしれませんが、実は赤ちゃんはおむつ替えの場所にもこだわりがあります。
私の娘は、家や妻の実家では機嫌よくおむつを替えさせてくれていたのですが、近くの児童館やスーパーにある折りたたみ式のおむつ交換コーナを使おうとすると、もの凄く大きな声で泣いて嫌がります。
このとき、予想もしていなかった事態だったので、かなり焦りましたが、その頃にはおむつ替えは体に染み付いていましたので、ギャザーも含めて、しっかりと履かせることができました。
なので、ギャザーの扱いもそうですが、おむつ交換全体の技術を体に染み込ませておくのが大切ですね。
おむつ交換やご飯など、パパママが赤ちゃんにしてあげることはただの作業ではなく「愛情」です。
特に産まれて最初に抱っこする瞬間は、パパママからの最初の愛情かもしれませんね。
日々、赤ちゃんの身の回りには愛情がたくさんあります。
おむつ替えもそうです。
なので、赤ちゃんに関することは、最初のうちは頭で整理しながら行っていき、だんだんと体に染み込ませていきましょう。
なかなか、染み込まなくても大丈夫。人にはそれぞれペースがありますし、赤ちゃんも、ちゃんと待っててくれます。