赤ちゃんにオムツをつけるのは、想像より難しい…。
私も最初は、とりあえず履かせれば済むと思っていましたが、実際には巻く強さや位置などを工夫しないと、おしっこやうんちが太ももから漏れるといったことがありました。
オムツを履かせるのは、実は「技術」が必要で、なかなか一朝一夕に上達するものではありません。
しかし、少しのコツを掴めば、上手にオムツをつけることができるようになります。
オムツを上手に履かせることができれば、ママもパパも楽になるし、赤ちゃんも快適です。
今回は、太ももから漏れるのはなぜ?といった原因から、その対策について、お知らせしていこうと思います。
オムツが太ももから漏れるのはなぜ?原因と対策
オムツの機能を活かしきれていないかも?
オムツには、内側についているヒラヒラとしたギャザーや外側にフリルがついています。
このギャザーやフリルはおしっこやうんちをオムツの中から、せき止める役割をしています。
オムツを履かせるときは、ギャザーやフリルがしっかりと役割を果たすようにしないと、太ももから漏れるということが起きます。
ギャザーはオムツを履かせるときに、立てておき、外側に折れないように気をつけましょう。
フリルは太ももの周りについていますが、これがオムツの内側に巻き込まれていないかを確認しましょう。
文章だけで、コツを掴むのはなかなか難しいので、絵が書いてあるオムツメーカーさんのホームページや動画を見たり、ご両親に伝授してもらったりするのもいいと思います。
オムツのテープがしっかり巻けていないかも?
赤ちゃんのお肌や身体はデリケートだという印象が強いと思います。
初めての育児という方にとっては、「強く巻きすぎては怪我をするのではないだろうか」などといった心配があると思います。
もちろん、強く巻きすぎるのは良くありませんが、巻くのが弱すぎると、赤ちゃんの元気な動きで、オムツがズレてしまい、太ももから漏れる原因になります。
実は、オムツを巻く強さについては、あまりこれと言った対処法はなく、経験を積むしかありません。
ただ、強く締めすぎると、オムツと太ももやお腹との境のお肉が盛り上がりますし、弱すぎるとカサカサと動き、隙間ができます。このあたりを調整して、ピッタリと合う強さを探していくのがいいのかもしれませんね。
おしっこやうんちの量が増えたかも?
赤ちゃんの成長スピードはとても早く、日々ぐんぐんと大きくなっていきます。そして、大きくなると、食べる量が増えます。
クッキーやおせんべいには、あまり含まれていませんが、一般的な離乳食には、水分が多く含まれています。
なので、食べる量が増えると、そのときに摂取する水分の量も増えます。
また、おっぱいやミルクを飲む量も増えますので、ここでも水分の摂取量が増えます。
よって、成長するに従って、おしっこやうんちの量は増える傾向にあります。
また、オムツはそれぞれ吸水できる量が違いますので、しっかり履かせているのに、太ももから漏れるということがあれば、オムツの吸水量を見直してみるのもいいと思います。
目安としては、オムツについているおしっこメーターの確認頻度を上げてみるとわかりやすいと思います。
ちなみに、赤ちゃんは、可愛くワキワキしているだけの印象をお持ちかもしれませんが、実は、食べ物やオムツには、かなりデリケートです。
生まれて間もないのに、既に「違いのわかる男・女」なのです。
つまり、オムツのメーカーさんや種類が変わって、つけ心地等が気に入らなければ、ご機嫌ナナメになることもあります。
なので、再びオムツ選びをしなければならない場合もあります。
吸水量が違えば、同じメーカーさんのオムツでも、若干分厚くなったりします。
メーカーさんによっては、試供品もありますので、試してみるのもいいかもしれませんね。
どのオムツがいい?オムツ選びのコツ
先程も書きましたが、メーカーさんによって、オムツのつけ心地が違ってきます。
これは、なぜかというと、ギャザーのキツさや素材の柔らかさが原因です。
また、同じメーカーさんのオムツでも、高価なものから、手に入れやすいものまで、様々な商品が展開されています。なので、オムツ選びは本当に大変です。
オムツ選びの際の情報収集手段としては、インターネットでの検索のほか、ママ友やパパ友の口コミが威力を発揮します。
また、兄弟やあまり血が離れていない親戚の子だと、体格が似ていることもありますので、その方々に相談してみるのもいいと思います。
とにかく、いろんな方法で情報を集めて、試してみる必要があります。
ちなみに、余ったオムツは、お近くの社会福祉協議会や市役所の福祉課・生活保護担当で、もらってくれることもあります。
集めたオムツは必要な人に配られることが多いようですので、誰かの役に立ちます。地域によって、異なりますので、事前に問い合わせてみてください。
ちなみに、高価なオムツはそれだけの理由があります。
高価なオムツは蒸れにくかったり、かぶれにくかったりします。
もし、赤ちゃんのお肌がデリケートなのであれば、高価なオムツに挑戦してみるのもいいと思います。
これは、ママやパパの好みもあると思いますが、赤ちゃんが快適に過ごすためにも重要です。
一度、オムツが原因で、娘のお股がかぶれてしまったことがあります。
娘はお風呂が大好きで、大喜びで入っていたのですが、ある日からお股付近にお湯をあてると、泣くようになってしまいました。
知り合いの保健師さんに相談してみると、お股がかぶれて、しみているのでは?とのことでしたので、見てみるとたしかに、少し赤くなっていました。
それから、薬を塗り、通気性の高いオムツに変えてみると、赤みも治まり、以前のように喜んでお風呂に入るようになりました。
なので、オムツは本当に赤ちゃんにとって、大切な身体の一部ともいえます。
オムツが太ももから漏れるのはなぜ?【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
正直、オムツの付け替えは難しく、どれだけ上手な人に教えてもらっても、慣れるまで時間がかかります。
また、産婦人科や市役所・保健所の教室によっては、お人形で練習させてくれるところもありますが、実際の赤ちゃんはかなり動きますし、こちらの言うことも聞きませんので、一筋縄ではいきません。
もちろん、思い通りにならないからと言って、大きな声をだすと、赤ちゃんがオムツ交換を怖がるようになってしまいますので、絶対にしてはいけません。
交換中は優しい言葉をかけ、楽しい雰囲気を作ってあげると、赤ちゃんもオムツ交換が好きになるはずです。
赤ちゃんは「違いがわかる男・女」と書きましたが、ママやパパの雰囲気の違いにも敏感です。
焦ったり、イライラしていたりすると伝わります。
既に空気も読めるのですね。
また、オムツ交換中の苦労やおしっこやうんちをかけられたことも、将来、いい思い出になります。
赤ちゃんのために、いろいろと工夫をして、頑張るのも大切ですが、上達への一番の近道は「ママもパパも楽しむこと」です。
オムツ交換は、赤ちゃんである期間しかできない貴重な時間ですし、赤ちゃんに近しい人しかできない貴重な体験です。
その時間や体験を親子の思い出にできれば、きっと幸せにつながりますので、オムツを通して、親子で楽しい育児ができるようにしましょう。