小中学生がパソコンやタブレットで勉強することもめずらしくなくなりましたね
紙のテキストや問題集で勉強する場合と、機械をクリックして取り組む場合とで、どのような効果の違いがあるのでしょうか
部活におけいこ、定期テストは1カ月単位で押し寄せてきますし、できることなら時間を効果的に使いたいものです
どちらかの方法が失敗であるなら、やはり良い方法を選んで学ばせたいですよね
今回は、受験勉強においてパソコンを活用するときの効果的な取り組み方を考えてみましょう
受験勉強にパソコン活用! ノート学習と比較してメリットを考える
パソコンのない時代の学習は、板書をノートに書きとる・書籍の知識をノートにまとめる・問題をノート上に解くという方法しかありませんでした
単語などを書いて覚えるのも、ノートか広告の裏などかは別として、反復して書いて覚えたものです
これらの作業は、パソコン・タブレットのような機械が登場した今でも必要なことです
人間の目が、カメラで写真を撮るように一瞬で記憶になって頭に残ればよいのですが、そうはいかないでしょう
覚えこませる作業が必要ですね
また、前述の板書をノートに書き写すという作業でも、写真を撮ればそのままの状態で携帯できるようになりますが、ノートに写すときに自分流にアレンジしたり、メモを加えたりなどということは、すぐさま自動的にというわけにはいきません
つまり、知識を頭に入れるためには、ノートの利用は、自分流を加えることで覚えやすくなる点でパソコンなどの機会に勝るわけです
受験勉強にパソコン活用!タブレット学習と比較してメリットを考える
パソコンとタブレットを比較すると、同時期に作られた機種という前提において、総合的処理能力の点ではパソコンが勝ると言えますが、パソコンとタブレットの違いは、その携帯性にあるでしょう
とくに、中学生の学習においては、タブレットの方が、いつでもどこでも、たとえば乗り物の仲にも持ち運びやすいという点で便利だと言えるでしょう
受験勉強にパソコン活用!スマホを敵にするか味方にするか
小中学生の親にとって、スマホ問題はやっかいなものですね
入学祝に○○君のスマホという個人の権限を認めてしまっているので、なかなか立ち入りにくいのです
何を勉強していて、スマホを使うことによって勉強がどう進みやすくなるかを知らない親御さんが多いので、スマホは子どもを危ない道に誘い込む、動画の見過ぎ、SNSの恐ろしさなどの問題ばかりが気になるでしょう
けれども実は、スマホは家庭教師も必要なくなるほど有能な教師です
また、書店の必要も半減するほど、有能な参考書です
有料のオンライン塾もあれば、無料で見られる講座もたくさんあります
使い方、とくに必要に応じて使い続けられる根気次第で、とても便利です
また、多くの子どもたちは大人顔負けのスマホ能力をもっていて、たいへん調べ物が上手です
親指一本で文章を打つその速さで、目的のサイトにつながるわけですから、そこに理解力が合わされば、スマホから得られる知識は驚くべき量になるでしょう
スマホを使うことで、学習のプラスになることは、多くのお母さんが思う以上に多いです
ただ、スマホの恐ろしさは、手にした瞬間どこへでも飛び出せることですね
勉強に使うつもりが、勉強から離れる出口にもなるというマイナス点は、消すことができません
とはいえ、子どもたちにスマホを学習に使うといかに便利かという経験は少ないです
便利な遊び道具としか理解していないのはどんなにもったいないことでしょうか
ロボット教室やプログラミング教室がはやりですが、スマホ会社のみなさん「制限時間90分!スマホ一本で書くレポートコンテスト」なんて、はやらせていただけませんか
参加者スマホ代1カ月無料なんてうたっていただけると、子どものスマホ能力が格段に上がると期待できますよ
中学2年、高校2年限定あたりで挑戦させていただけると、調べ能力・発信能力ともに格段にアップするでしょう
受験勉強にパソコン活用!そもそも紙か機械か効果的な使い分け法
電子書籍の端末が登場したころ、大学のAO入試の課題に、どちらがよいかを書かせるものがありました
各メリットデメリットを分析して使い分けを提案するのが一般的な答案と予想できますが、新しいものを導入するときには、同じような意見を戦わせることになるのでしょう
<人にとっての効果>
電子書籍で読書した後に、なんだか感動が薄いなと感じることはありませんか
ストーリーの記憶が定かだなかったりした経験はないでしょうか
これは、人間の脳が情報を取り込むときに、紙から取り込む情報の方が重要であると認識するためです
難しいうんぬんは別のところでとして、これは、生き物としての特性です
とはいえ、例えばパソコン上で板書を打ち込んだり、ときにはスマホで撮影したりすると、情報を自分のものとして残すスピードは格段の差で速くなりますね
だからと言って、同様に記憶のスピードが上がるかというとそうとはいえません
逆に、あとでいつでも見られるからという甘えもあって、ファーストタッチでの印象は薄くなるのではないでしょうか
<知識を定着させるための方法>
パソコンなどの機械を利用すると、情報を携帯するもしくは自分の身近に保有することが容易になり、その後、ノートに書きだすことで、記憶に定着して、自分の体の中に取り込むことができます
板書をタイピングで打ち込んだり撮影したりする方法以外、たとえば、動画で授業を見たり、問題演習をして、説明を見たりするときにも同様でしょう
単に流すだけではなく、ノートをとりながらであるとか、実際に紙の上で問題を解いてみるとかすることを怠らないようにしなければ、時間を割くわりに記憶効果は上がらないということです
受験勉強にパソコン活用は効果あり?【まとめ】
パソコンを学習に活用することのメリット
反復学習をしやすい
スマホやタブレットで画像を撮影して取り込めば、一瞬にして保存でき、必要に応じて見ることができる
ノート学習のメリット
自分のアイデアをプラスして書きとることで、知識や情報を印象に残しやすい
反復して自分の目で見て手を動かして書くことで、記憶に残しやすい
どちらかを使うのでなく、各メリットを活かして使うことで、さらに効果的に学習を進めることができるでしょう
パソコンやスマホを勉強に使っているときに、ついついほかのサイトへ誘導されてしまう・動画に見入ってしまうなど、○○されてしまっているのは、他ならぬ本人の責任です
これらに対策するためには、自分のプライドと監視の目が必要ですね