「子どもは欲しいと思っているけど、まだいらないかな
「できたら二人目も欲しいけどね
「女性芸能人が40代で出産、なんてよく聞くし、まだ大丈夫だよね?」
独身時代、友達とそんな会話を何度かしました
妊娠を考えるまでの私は、知識がないが故に危機感もなく、「40代でも問題ないでしょ
でした
しかし結婚後、妊娠を真剣に考えた時(この時点で37歳!)、焦りと共にこんな疑問が頭に浮かんだのです
「出産の限界年齢は?」
「高齢出産のデメリットは?」
端的に結論を言えば、「50代以上での出産ケースもあるけれど、個人差が大きいので年齢だけで限界を判断するのは難しい」、「デメリットはもちろんあるけれどメリットもあるよ」ということでしょうか
38歳で妊娠・39歳で初産を終え一児の母となった今、改めてこの疑問について考えていきたいと思います
高齢出産の限界年齢は?妊娠できる年齢の限界はいくつまで?
先ほども述べたように、妊娠できるかは個人差がとても大きいです
初産か二人目以降かでも違いますし、一概に◯◯歳だから無理、というものではありません
40歳でも体内年齢(卵子)が若ければ妊娠できますし、反対に30歳でも体内年齢が45歳なんて場合は妊娠しにくいわけです
生理さえきていれば妊娠できるわけでもなく、一般的には閉経の10年前くらいから妊娠できなくなるようです
妊娠できる年齢の限界は必ずきてしまうのです
私は、自分のからだが妊娠できる状態なのかもわからなかったので、不妊を扱う産婦人科を訪ねる事にしました
ホルモン検査、内診、卵管造影検査・・・と、一通りの検査をうけながら、まずはタイミング法を試していくことに
幸運なことに2回目のタイミングで自然妊娠できたので、不妊治療に通った回数は7回ほどだったでしょうか
(検査によってできる期間が決まっているものもあるので、検査は数回にわたって行われました
) ただ、ここで教えてもらった事は本当に勉強になりましたし、早く行ってみて良かったと今でも思います
ちなみに産婦人科を訪ねる際には、2ヶ月分程度の基礎体温を記録したものが必要な場合が多いようです
私はアプリを使って記録しました
(検索すれば無料のものがたくさんあります
) 毎朝、体温を測って記録するのは手間ではありますが、自分のからだのリズムもわかりますし、明日から早速始めてみてはいかがでしょう
高齢出産はトラブルが発生しやすい?
高齢出産に関わらず、出産にはトラブルがつきものです
が、女性の年齢が上がることで発生するトラブルが増えるのもまた事実です
・妊娠高血圧症をはじめとした合併症になりやすい
・難産になりやすい
実際、私も自然分娩の予定でしたが、長引く陣痛と体力の低下から緊急帝王切開へと変更になりました
そのおかげで問題なく出産することはできました
リスク回避の意味でも、病院をしっかりリサーチして、場合によっては総合病院やNICU(新生児の緊急治療室)のある病院を考えてみる必要があるかもしれません
高齢出産による子どもへのリスクは?
高齢出産での子どもへのリスクと言えば「ダウン症」が一番に思いつく方が多いと思います
ダウン症とは染色体の異常で起こるものですが、受精卵の染色体異常は、女性の年齢が高ければ高いほど起こりやすくなるのです
妊娠中に「出生前診断」を受けることで、お腹の子がダウン症かどうかは出産前に知ることができます
病院によっては年齢が35歳以上の場合、「出生前診断はどうしますか?」と聞かれることもあるそうです
ちなみに私が出産した総合病院では、こちらから触れるまで出生前診断についての話はありませんでした
出生前診断については個人、各家庭の考え方があるので、受けるのがいいのか、受けないのがいいのか・・・
そこに絶対的な答えというのはないと思います
ただ、出生前診断で分かるのは、ダウン症をはじめとした染色体異常や遺伝子異常だけです
その他の先天性の疾患はこの検査ではわかりません
そのことも踏まえて、各家庭でよく話し合ってみてはどうでしょうか
高齢出産のメリットは?
さきの病院選びの件もそうですが、年齢を重ねた分、思慮深くなるということがあげられます
人間として成長してきたものすべてを、もっとも活かせるのが育児かもしれません
経済的にも、若い頃よりは余裕があるケースが多いですよね
また、個人的な感想では、一通り自分の好きなことをやりきってからの出産でしたので、今は思いきり子どもに向き合えています
高齢出産の限界年齢は?【まとめ】
私は幸運にも39歳で出産することができました
40代で初産、という芸能人のニュースも珍しくありません
でも、だれもがその年齢まで妊娠できる保証はないのです
誰かが大丈夫だったから、私も大丈夫、ではないのです
高齢出産をした身だからこそ思いますが、「出産は早い方が良い」は本当です
特に二人目も考えている方なら、なおさらです
出産はゴールではなくスタートです
生まれたその日からノンストップの育児生活が待っています
まとまった睡眠がとれないなんてザラです
ああ、若ければもっと体力があっただろうに・・・
数え切れないほどそう思いました
もちろん、事情があって早く産めない方もいるでしょう
それでも産みたいと思うのであれば、「ちょっと健康診断を」の気軽な気持ちで産婦人科の扉を叩いてみてください
これから先のどの時点より、「今のあなた」が一番若いのですから